校長あいさつ
4月1日に新たに本校の校長として着任しました道上博行です。どうぞよろしくお願いします。新年度に入り、早いものでひと月がたち、すっかり新緑の季節へと移り変わってきました。新年度の学校運営の慌ただしさもありましたが、保護者や地域のみなさまへのご挨拶が遅れましたことをお詫びいたします。 さて、ひと月前の4月7日には、117人の新入生を迎え、第50回入学式が行われました。校門では、しだれ桜が咲き、渡り廊下に掲げられた「校門にしだれ桜と笑顔あり」の言葉が新入生を温かく迎えました。先輩たちや地域の方の思いのこもったメッセージやお花で彩られた体育館では、中学生として気持ちを新たにした新入生の姿に出会え、感動を覚えました。また、2・3年生もそれぞれが進級したことに対し、日々の落ち着いた学校生活を見ていても、新たな決意をもって新学期に臨んでいるように感じています。 新入生には、中学生活をこれから送るにあたり、私から「感動すること」「相手への想像力を心がけること」「つらい思いや悩みを一人抱え込まず、命を大切にすること」を伝えました。 始業式では、2・3年生にも同じ思いを伝えましたが、この思いは今後も十二中生に伝え続けていきたいと思います。
~生徒たちへ伝えたこと~ 感動する、とは単に涙を流すことではなく、自分の周りで仲間が困っている、つらい思いをしている、あかんことをしていると感じたら、一人ひとりの表現の方法でいいから、まず動いてほしい、ということです。そして、感動するためには、相手の表情や気持ちを汲み取り、相手のおかれている立場を想像するということが大切で、相手の心や気持ちを想像し、寄り添う気持ちから感動が生まれ、仲間としてのつながりが深まります。 中学校生活では、人間関係や学習面で必ずつらいこと、悩むことがあります。そんな時は、決して一人で抱え込まず、自分を追い込まず、自分が信頼できる仲間や大人に話してほしい、相談してほしい。気持ちを相手に伝えることによって必ず自分の気持ちは楽になります。そして、何よりも命を大切にしてください。
本校は昭和48年(1973年)、生徒の急増をうけ豊中市立第四中学校の分割校として、校歌に歌われている三すじの川(天竺川・高川・神埼川)に囲まれた、自然豊かな浜の地に開校いたしました。来年で創立50周年を迎えます。 創立以来長い歴史の中で、「-かがやく学校の創造をめざして- 人間尊重の精神を基盤として、知・徳・体の調和をはかり、人間性豊かな生徒を育成する」という教育目標は、変わらぬ輝きを持ち続けています。
新型コロナウイルス感染症による影響は続いていますが、この目標を実現するために、保護者、地域の方々と、より一層連携、協働しながら、また、生徒たちとともに教職員一同力を合わせて、誰にとっても安心、安全な充実した学校づくりを行ってまいります。 今後とも、ご理解、ご協力いただきますようよろしくお願いいたします。 |
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十二中の校門をくぐると、卒業生や教職員が心を込めて育ててきたしだれ桜が、十二中を静かに見守ってくれています。春には見事に咲き誇り、十二中生を応援してくれています。
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令和4年(2022年) 豊中市立第十二中学校
校長 道 上 博 行