寺内小だより ”23 寒波到来
行き詰まったときなど、物事を改めて考えるときに立ち返ることを、原点に返って
という言葉で表現します。思えば特にここ数年間、学校現場にあっては何度もその言
葉を繰り返しながら、子どもたちの健やかな成長を支え育んでいくための工夫に取組
んできました。感染拡大が続き、コロナ禍の長期化や生活環境の変化の中で、ストレ
スを感じ学校に行く気力さえそがれた子どもたち。このような社会背景の中で、本校
でも先の見えない不安や無気力感が漂うのを感じるときがあります。私たちは子ども
が何を望んでいるのか。何に困っているのか。その思いを私たちがどのようにくみ取
り、学校生活の中で応えていけるかという原点に立ちかえって、授業改善や教科担任
制の取りくみ、情報活用授業、本物に触れる出前授業などを推進してきました。
≪不安や無気力感の解消に向けて≫
音楽委員会が中心になって進めている青空ミュージックデイは、お昼休みのわずか
な時間ですが、体育館テラスをステージにエントリーした子どもたちがパフォーマン
スを披露します。大勢の前で、歌やキーボードの演奏、ダンスなどで自分を表現し交
流することは、何より自信を育んでいける場と思います。ストレスや不安の解消、安
眠効果、集中力や記憶力アップなど音楽の持つ力が、今の子どもたちにとても必要な
要素と思えます。
■10年に1度の最強寒波!!
1月25日は、この冬1番の非常に強い寒波が襲来するとの予報で、朝から安全対策な
ど心配していましたが、幸い大きな混乱もなく登校できました。子どもたちもいつ
もと少し違って緊張気味の様子でしたが、校門を入ると一目散に凍っている水を探
しはじめ、見つけるとそこかしこで歓声を上げていました。寒さも忘れて雪が残っ
ているところを見つけては指で字を書いたり、凍っている水を突いて割ってみたり、
冷たい風の中をはしゃぎまわる姿を見ていると、少しほっこりした気分になりました。
≪ 寒さや不安に負けず頑張ってます ≫
ようやく感染対策の緩和が検討されるようになりましたが、子どもたちに不安や無
気力感を寄せ付けない取り組みは続けています。寒風の今は、休憩時間でも記録会
に向けた持久走練習や、学級によっては「とよなかなわとび大会」にチャレンジす
るなど、子どもたちもそれに応えてくれています。
また、PTA主催のイベント“寺内わくわく冬まつり”は、前夜からの降雪にもかか
わらず、運動場と体育館で行われた逃走中&模擬店に、たくさんの子どもたちが参
加して大盛況でした。スタッフの皆さん ほんとにご苦労様でした。
≪ さらに豊かな時間を ≫
〔ポケットさんの読み聞かせ〕
みんなが楽しみなポケットさんのお話, 今年も一番にスタートしました。 |
〔豊中警察署から出前授業に〕
パトカーの見学、防刃チョッキ、手帳、無線機なども見せてもらいました。 |
〔地震・火災避難訓練〕1.17阪神淡路大震災の教訓を事前に学習し、本番は真剣に訓練しました。 |
〔寺内わくわく冬まつり〕必死にハンターから逃れた逃走中、わくわくの模擬店、いっぱい楽しみました。 |
〔6年生が大縄跳びを伝授〕大なわを上手に跳ぶ方法を、下級生が6年生に教えてもらい見事に・・・。 |
〔自分の記録に挑戦〕各学年の記録会に向けて、体育の授業を中心に持久走がはじまりました。 |