『自ら考え、行動し、仲間とともに、豊かな社会をつくる子どもを育てる』 

     3つの力『つながる力』・『まなぶ力』・『つくる力』を育む

 

 昨年4月12日に、豊中市としては初の義務教育学校として本校は開校しました。開校時は1073名の学園生でスタートしましたが、昨年度多くの転入生が本校に来てくれました。3月には本校初の卒業生121名を盛大に送り出し、今年度、新たに140名の仲間が入学して来てくれました。4月8日の始業式には、総勢1111名の学園生でスタートしました。昨年度、異学年交流をはじめ、様々な取り組みを進め、保護者や地域の皆様をはじめ、学園生や教職員の中からも多くのご意見をいただきました。開校2年目のまだまだ発展途中の学校ではありますが、皆様のご意見を参考にして、子どもたちが「安心、安全で毎日登校したくなる学校づくり」を、また、地域の皆様からも応援したくなるような学校をめざし、施設一帯型小中一貫教育の強みを生かし、9年間を見通した系統的で一貫性のある学習指導、生徒指導に教職員一丸となって取り組んでまいります。

 さて、本校の教育目標は『自ら考え、行動し、仲間とともに、豊かな社会をつくる子どもを育てる』です。そのために、開校前から3小2中の教職員が検討し、育みたい3つの力『つながる力』・『まなぶ力』・『つくる力』を意識して取り組みを進めてまいりました。

  〇『つながる力』・・・自らを深く見つめ、多様な仲間とつながる力

  〇『まなぶ力』・・・・仲間とともに、粘り強く意思をもって学び続ける力

  〇『つくる力』・・・・自らの将来を見つめ、よりよい社会をつくろうとする力

様々な学校生活を通して、この3つの力を育み、「自治の力」を高め、自分たちのクラス、自分たちの学校は、自分たちの力で創りあげていくのだという思いを強くもって、だれもが安心できるつながりを大切にした学校づくりに主体的に取り組む学園生を育てていきます。さらに本校では、子どもたちに未来を切り拓く力を育むために、地域・関係機関と連携した『さくら独自カリキュラム・SDG(庄内・大好き・元気)』を設定し、「対話力」「表現力」を高める取り組みを進めています。様々な生き方のモデルに出会ったり、協働して何かを実現する体験をする中で、自分の良さを知り、自分の生き方や働き方を考えることで、主体的に学ぶ力をつけたいと考えています。そして、その学園生たちが将来、本校でつけた力を生かして、この庄内や社会を豊かにする活躍をしてくれることを願っています。

また、本校は開校当初より、地域、保護者の皆様に「子どもたちへの応援団(さくら応援団)」として参画していただくコミュニティスクールを組織し、地域とともにある学校の取り組みを進めています。今年度、『さくら応援団』の仕組みを改めて整理し、応援団に参加していただける方を募集します。ぜひ、興味のある方は応援団にご登録をいただき、学校づくりに参画してください。(登録方法等については近日、このHPに掲載いたします。) 学校と家庭、地域が連携・協働し、子どもたちの健やかな成長を支えていく学校づくりを進めてまいりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。

                                                 令和6年(2024年)4月10日

                                                 豊中市立庄内さくら学園

                                                 校長 江原 達也