校長あいさつ
『自ら考え、行動し、仲間とともに、豊かな社会をつくる子どもを育てる』
3つの力『つながる力』・『まなぶ力』・『つくる力』を育む
令和5年(2023年)4月12日に、豊中市としては初の施設一体型義務教育学校として本校は開校しました。開校時は1073名の学園生でスタートしましたが、年々多くの転入生が本校に来てくれています。今年度(令和7年度)、新たに141人の新1年生を迎え、4月8日の始業式には、全校学園生1140人でスタートしました。
本校では、異学年交流をはじめ、様々な取り組みを進めています。開校3年目となりましたが、子どもたちが「安心、安全な学校に毎日登校し、それぞれが成長し続けることができる学校」を、また、「地域と共にある学校」をめざし、施設一体型義務教育学校の強みを生かし、9年間を見通した系統的で一貫性のある学習指導、生徒指導を、教職員一丸となって取り組んでいます。
さて、本校の教育目標は『自ら考え、行動し、仲間とともに、豊かな社会をつくる子どもを育てる』です。そのために、開校前から3小2中の教職員が検討し、育みたい3つの力『つながる力』・『まなぶ力』・『つくる力』を意識して取り組みを進めています。
〇『つながる力』・・・自らを深く見つめ、多様な仲間とつながる力
〇『まなぶ力』・・・・仲間とともに、粘り強く意思をもって学び続ける力
〇『つくる力』・・・・自らの将来を見つめ、よりよい社会をつくろうとする力
様々な学校生活を通して、この3つの力を育み、「自治の力」を高め、自分たちのクラス、自分たちの学校は、自分たちの力で創りあげていくのだという思いを強くもって、だれもが安心できるつながりを大切にした学校づくりに主体的に取り組む学園生を育てていきます。さらに本校では、子どもたちに未来を切り拓く力を育むために、地域・関係機関と連携した『さくら独自カリキュラム・SDG(庄内・大好き・元気)』を設定し、「対話力」「表現力」を高める取り組みを進めています。様々な生き方のモデルに出会ったり、協働して何かを実現する体験をする中で、自分の良さを知り、自分の生き方や働き方を考えることで、主体的に学ぶ力をつけたいと考えています。そして、その学園生たちが将来、本校でつけた力を生かして、この庄内や社会を豊かにする活躍をしてくれることを願っています。
また、本校では、地域学校協同活動等を行う「庄内さくら学園 応援団」を組織し、地域や保護者の方々が、学校のため、学園生のために、様々な取り組みを進めてくださっています。 学校と家庭、地域が連携・協働し、子どもたちの健やかな成長を支えていく学校づくりをより一層進めてまいりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。
令和7年(2025年)4月8日
豊中市立庄内さくら学園
校長 鶴 荘一郎