校長あいさつ
校長あいさつ
はじめまして、4月から第十五中学校より第十中学校に赴任してまいりました中北義久と申します。 本校には、平成17年から19年までの3年間教頭をしておりました。そのため、学校関係者、地域の皆様に「帰ってきたね、おかえり。」と言っていただき大変嬉しく思っております。さらには、私自身が野田小学校、第六中学校(当時は第十中学校が創立前のため)の卒業生でもありますので、個人的にも故郷に帰ってきたという思いを強く持っております。今あらためて、後輩にあたる十中生のために全力を注いで、校長としての職務を遂行する所存です。 さて、私の数十年におよぶ教員生活で大切にしてきたことは、「自尊感情を高める。」の一語につきます。自尊感情をしっかりと持っておれば、困難に立ち向かえます。いじめや、様々な差別と戦う力を備えることができます。自分を高め、夢を実現する努力を厭いません。友人を支え、仲間を大切にする思いをもって生きることができます。私は、「自尊感情」を高める授業、生徒指導、進路指導をしてきたと自負しております。校長職を拝命してからも、同じ思いで学校経営をしてまいりました。 具体的には、あいさつがしっかりとできる、自分の長所、存在理由をはっきり認識し、かつ他者の痛みを共有できる感性をもった生徒を育成してまいります。進路においては、生徒個々の個性を生かすために、多くの選択枝から進路を獲得できる学力を保障してまいります。 私が力不足であるのは否めませんが、保護者・地域の皆様のご支援の下で教育活動を進めてまいりますので、ご助言賜りますようお願い申し上げます。 最後になりますが、本校は再来年には第六中学校と統合され、新しい義務教育学校として生まれ変わります。子ども達にとって、「こんな学校で勉強できて良かった、幸せだな」と思える学校にしていきたいと考えております。まだまだ解決すべき課題は多いですが、この壁も乗り越えて新しい世界を築いていこうと思っております。重ねて、ご支援いただきますよう、お願いいたします。
豊中市立第十中学校 校長 中北 義久
教育目標
・自分の大切さとともに、他の人の大切さを認めることができる態度及び行動力を 養う。(人権尊重の確かな知識と行動力の育成) ・社会を構成する一人の人間として幸福な生活を営むことができる確かな学力を養 うとともに、個性に応じて将来の進路を選択する力と勤労を重んじる態度及び能 力を養う。(変化の激しい社会を、豊かにたくましく生き抜く力の育成) ・社会生活を体験的に理解する活動を通し、社会の一員であるという自覚を育てる とともに、正義と平和に自ら貢献する態度と能力を養う。(社会性の育成)
(1)めざす学校像 全教職員が一致協力して、教育目標の達成に努める学校。 ①人と人とのつながりを大事にする学校。 ②落ち着いて学習に取り組める学校。 ③みんなでつくるきれいな学校。 ④笑顔であいさつの交わせる学校。
(2)指導の重点 人権感覚(人権が持つ価値や重要性を共感的に受けとめる感性や感覚) を育てる人権教育の充実を図る。 ②言語能力の育成とともに道徳的な心情を育て、判断力・実践意欲を持た せる道徳教育の充実を図る。 ③授業評価や授業公開を積極的に取り入れ、わかりやすく充実した授業づ くりを全教員の共通目標として指導方法の工夫改善を図る。 ④生徒一人ひとりの学力を的確に把握するとともに、朝学習や放課後学習 も活用し、基礎学力の定着に努め、卒業後の進路保障の強化を図る。 ⑤学習指導要領及び教育課程の研究を進めるとともに、生徒の生きる力に 結びつく教育課程の編成を行う。 ⑥教材教具の整備に努めるとともに、ICTの活用等、生徒の学習意欲を 引き出す授業の研究実践を行う。 ⑦義務教育9年間を見据えた、小学校と中学校間の連携を推進する。 ⑧学校図書館の有効活用を図る。 ⑨地域の共有財産である防災公園を大切にするとともに、防災教育の充実 を図る。
(3)生徒指導方針 ①一人ひとりを生かす学級活動を推し進め、民主的・自主的かつ活発な生 徒会活動を確立する。 ②個々の生徒およびそれを取り巻く家庭や地域環境を把握した上で、基本 的生活習慣を身に付けさせ、正しい判断力と行動力を養う。 ③個々の生徒の指導にあたっては、生徒及びその家族との話し合いの機会 を多く持ち、各個人の個性の把握と伸長を図る。 ④環境の整備・美化を推し進め、特に生徒の主体的な実践力を養い、心豊 かな人間を育成する。
(4)健康指導方針 ①早寝・早起き・朝ご飯など、健康管理を自主的に行う態度を育成する。 ②環境を整備して健康な生活を維持し、自ら積極的に体力作りを志向する 姿勢を育てる。 ③学校内外の事故防止のため、徹底した安全指導に努める。 ④地域の特性を踏まえ、公害に対して関心を持ち、健康に対する社会的関 連の認識を深める。
平成30年(2018年)4月1日 |