ご挨拶

校長 金森 昭憲

 本校は、昭和42年(1967年)4月に、本市24番めの小学校として誕生し、55年目となりました。

 校区には、猪名川とその堤防や自然林、田や畑、多くの工場、利倉・上津島・今在家に見られる歴史的な町並み、利倉西のマンション群等々があり、少し校区を歩けば地域の様々な様相を見ることができ、そこで働き、暮らす人々の息吹を感じ取ることができます。

 本校は、「生きる力を学び ともに育つ子ども」を教育目標として掲げ、「自ら考える子ども」「豊かな心を持つ子ども」「健康で明るい子ども」を『めざす子ども像』として、教職員一同力を合わせて、日々教育活動を行っています。

 研究活動は、「子どもと学習」「子どもと人権」の二つの柱を設け、研究・実践を積み重ねています。

 本校の特色ある教育活動として、保護者や地域のボランティアによる「お話の森(読み聞かせ)」の活動があります。職員以外の大人との交流や読書活動の充実がコミュニケーション力や国語力の向上に結びつき、豊かな心を育む大きな要素になると確信して、取り組んでいます。

 また、自然豊かな地域環境や地域の人々の協力・支援を受け、「米づくり」「野菜づくり」「昔遊び」などの体験学習や問題解決的な学習にも取り組んでいます。

 確かな学力の向上を図るため、少人数指導や情報教育の充実はもとより、ゲストティーチャーによる授業など多様な学習形態、指導方法の工夫等、授業改革を推進すると共に、基礎的な学習の定着を図るため、クラブ・委員会活動のない月曜日の6限を「のびのびタイム」と位置づけ、全教員が5・6年に携わり、算数の習熟度指導を行っています。

 豊島西公民分館や豊島西校区福祉委員会等の地域諸団体と連携し、「世代間交流」等を進めながら、PTA活動の一層の充実を通して、「わが町の誇れる学校」づくりを進めています。令和6年度からは学校運営協議会を設置した学校「コミュニティスクール」がスタートします。より、地域と協働して学校運営を進めていきます。