水やり 種まき 学級園

3年生:思いやり水やり(写真1)

1年生:朝顔栽培(写真2)

5年生:学級園 米(写真3

 気温が上がり夏の足音が聞こえてきました。アツアツ。といえば種まきのシーズン到来!各学年の子どもたちがスコップなどの道具を持って学級園やアプローチ広場で農作業をし思いやりの水やり(写真1)をする姿が目立ちます。1年生の朝顔(写真2)に始まり、さつまいも、きゅうり、ピーマン、オクラ、ホウセンカ、キャベツ、ひょうたん、米(写真3)、じゃがいもなど、育てる植物はさまざまです(下写真)。

耕す×種まく 学級園・鉢で植物を育てよう 小学校の理科では、「自然に親しみ、見通しをもって観察・実験などを行い、問題解決の能力と自然を愛する心情を育てるとともに、自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図り、科学的な見方や考え方を養う」という目標がある。例えば3年生では、「栽培が簡単で、身近に見られるもので夏生一年生の双子葉植物(学習指導要領解説)」と記載されているため、身近なホウセンカやかぼちゃなどが選ばれやすい。植物栽培では生活や理科の観察、実験以外にも活用したい。そこで、図工の絵画でオクラをスタンプとして使ったり、社会の農業学習で米の作り方を学んだり、家庭科で収穫した野菜を調理実習で使って食したりと、学習での使われ方を多岐にわたらせる。植物栽培は教科を横断するのだ。だが毎日お世話をしていても芽が出ない。実が大きくならないこともある。失敗したっていい。それもまた学びだ。「食物を育てることの大変さ」を実感することで、普段の食事への感謝の気持ちをもつ効果も期待できる。教室の中にいてはできない自然学習が子どもたちは大好きだ。

 校長 植物は身近な存在です。毎日の世話を通して成長を間近で見られるため、生命の不思議さに触れる機会ともなります。子どもたちは、汗をかきながら畑を耕し、種をやさしく蒔いていました。栽培には水やりや草抜きなど毎日のお世話が欠かせません。「先生、見て見て!芽が出てる」。新しい発見の歓声は嬉しいものです。授業だけではなく登下校や休み時間に、アプローチ広場に置かれた鉢や学級園の前を通る子どもたちは、自分たちで育てている植物をきらきらした目で眺めていきます。「きれいな花がさくかなー」、「早く食べたいなー」。自分の手で育てる喜びを得て花が咲き、野菜を収穫できる日が今から楽しみです。

心打つ 水やり草抜き 芽がひかる