2025年度4月から、本校の校長として赴任いたしました、山地 輝宜(やまじ てるよし)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

今から24年前の2001年4月に、私は新任教員として本校に赴任し、6年間お世話になりました。私にとって南桜塚小学校は思い出深い、第二の故郷です。先日、昔から存じ上げる地域の方にお会いした際に、「先生、おかえりなさい」と声をかけてくださいました。思わず「ただいま」と笑顔で返しました。本校区の地域の方々は、温かい方たちばかりで、常に学校を主体にして子どもたちの健やかな成長にご助力くださっていました。それは、今も変わらず引きつがれています。また、保護者の方々も学校に対しての関心も高く、いろいろな面でご協力くださっていて、PTAの方々を始め、毎日熱心に学校に足を運んでくださいます。

そんな、温かい地域・保護者の皆様に見守られている本校では、教職員が共通認識をもって大事にしていることがあります。

  ・すべての教職員がすべての子どもの担当である

  ・子ども保護者教職員が信頼で結ばれ、夢を語り実現する学校でありたい

  ・「一人も残さず 最後の一人まで」どうするのか考え続ける

現在、国では「小学校高学年教科担任制」が叫ばれていますが、南桜塚小学校は、私が教員として勤めていたころから「共同指導体制」という独自の指導体制を確立しています。一人ひとりの子どもたちを、複数の教職員が関わり、寄り添うことで、多様な可能性を秘めた子どもたちのよりよい成長を促してきました。子どもたちは、担任だけではない、複数の先生たちに「見守られている」、「知ってもらえている」ことで、毎日の学校生活に安心感を持てると考えています。そして、教職員が仲間で協力して指導に当たる姿は、子どもたちにとって「先生たち仲がいい」と映り、子どもたち同士の仲間づくりにも良い影響を与えます。子どもたちが安心できる環境で、仲間と共に学び合うことの楽しさを感じられる教育活動を日々実践してまいります。

 また、学びの場は学校だけではありません。校区がまるごと学びの場です。子どもたちは、地域の人との出会い・場所との出会い・歴史との出会いの中で、自分たちの住むまちが大好きになり、大事なふるさとと感じるようになっていくと考えています。そのためにも、保護者・地域の皆様としっかりと連携してまいりたいと存じます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

令和7年(2025年)4月

                      校 長  山 地  輝 宜