ごあいさつ

克明小学校は1874年(明治7年)に創立されました。今年度、令和6年(2024年)150周年を迎えました。校区には史跡や公共施設、昔からの住宅地があり、市役所・商店街が隣接しています。150年の歴史と伝統が、地域の方々の校区と学校への愛情とともに受け継がれてきています。

本校の学校教育目標は、「みんなでぽかぽか だれもが 安心できる学校&まちづくり~自分をみがこう 仲間とつながろう 夢をもとう」です。本校には、「ぽかぽかの木」があり、この木の葉っぱには、子どもたちと教職員の「こんな学校にしたい!」「友だちとなかよくしたい!」そのためには「こんな言葉かけをするよ。」「こんな行動をしたらあったかいきもちになるよ。」という思いや決意が書かれています。「出会ったこと」を大切に、「一人ひとりの違い・持ち味」を豊かさに、そんな学校と地域を目指します。

私は、医学博士で聖路加国際病院名誉院長「日野原重明先生(2017年ご逝去)」の命の授業、「命とは人間がもっている時間のこと」というお話が大好きです。国語や道徳の教科書にも載っていますから、ご存じの方も多いと思います。
2050年、60年を生きるこれからの子どもたちには、変化していく社会に対応しながら、自分を見失うことなく、仲間とつながり、夢や目標に向かって豊かな時間を過ごせるように次の3つの力を育みたいと思います。
まず、子どもたちが、おうちの方や学校の先生、地域の皆様から愛され、自分はかけがえのない存在であると自覚できること。出会いを自分の関心につなげ、仲間から広く学ぶこと。それから、お友だちや家族、社会の中で働く様々な人、遠くの国で生きる文化の違う友だちなど、自分ではない他者へ思いをめぐらせることができること。

「時は命なり」
子どもたちが、「今日は楽しかったな、学校へ来てよかったな。」と思い、ぽかぽか言葉と行動で日々をつなげていくことができるよう、教職員一同励んでまいります。

校長 吉川有美子