欅の風  校長室便り  30-31     

 

          豊中市立第十六中学校 平成30年(2018年)12月21日  山野佳世子

      豊中市北条町3-18-1 TEL 06-6334-2841 FAX 06-6334-9763  

 

    

      3年生 レクレーション大会(12/20)

       by3年学年協議会 

 

   盛り上がりました!! そして、ほんわか癒されました…。

  2学期最後の学年レクレーション、 学年協議会、委員長のメンバーが計画・準備・進行まで

  やりきってくれました。3年間のさまざまな積み重ねが、この温かい学年の雰囲気を作ってくれた

  んだなあと、本当に嬉しくなりました。 

  みんな一生懸命楽しみ、応援し、あちこちから拍手が起こりました。

  この心地よいつながりは、みんなが大きく成長した証です!!

 

 

   

   今日は、2学期終業式

 

    今日は、冬休み中年末年始を過ごすことから、「我が国の伝統と文化の尊重」というめあてで、年末年始に行われる

  行事の伝統・文化、それぞれの意味について話をしました。

 

   ・お正月は季節の節目となる年中行事-五節句の中でも最も重要な節句であること。

   ・この一年を家内安全に、家族が健康で過ごせるよう、「おめでとう」と家族皆で祝うようになったこと。

     ・新年を迎えるに先立ち、1年間の汚れを払い清める煤払いは、正月事始めと呼ばれ、松迎え(正月用の松を採りに

    行くこと)やしめ縄作りが行われ、今では、それが多くの家で「大掃除」という形になっていること。

     ・正月飾りは生命力の象徴で、鏡もちは、鏡に“神聖”と言う意味があり、丸いもちは、“魂”を表していること。

   ・おせち料理には、一つひとつ意味があり、例えば・・・

     黒豆:黒は邪除けの色とされ、まめに暮らせるように。

     ごまめ(五万米・田作り):田植えの際の肥料にした所、米が五万俵も取れたと言われ、豊作になるように。

     数の子(鰊の子):子宝に恵まれるように。

     栗きんとん:「金団(キントン)」と書き、金の団子を表すことから、財宝に恵まれ豊かになるように。

     ごぼう:地中にしっかり根をはることから、長寿や無病息災、家が安定するように。

   ・年越しそばも細く長いことから長生きを願う意味があること。

   ・大晦日の除夜の鐘。

    人間には百八つの煩悩があると言われ、大晦日に鐘をつき、それによって煩悩を払うと言われていること。

    煩悩とは、「自分を煩わせ、悩ませる心」のことで、新しい年を迎えるために、百八つの鐘とともに煩悩を

    追い払うこと。

    などなど・・・

 

   日本の伝統・文化にはそれぞれ意味があって、先人達の知恵が、少しずつ形を変えながら、今も引き継がれています。

   この年末年始、それぞれの意味を感じながら過ごしてほしいと伝えました。

 

   皆さま、よいお年をお迎えください。