2018年の通称「関空台風」の猛威が強烈だったためか、今回は市内一斉休校が早々に計画されたりと落ち着かない日々を過ごしている。

何とものんびりした台風で、先週には明日にも直撃が心配されていたのに、結局九州の方に進んでいき、今日現在ではいつどこに上陸するするのか、いつごろどんな影響があるのかもはっきりしない状況だ。

最新の予報では30日から31日にかけて通過しそうだが、31日には全国を賭けた吹奏楽部の関西大会が尼崎市総合文化センターで行われる予定だがそれもどうなるのかやきもきする。

ほかのクラブの顧問もちょうど新人戦がこの週末に予定されており、それぞれの大会本部からの連絡を待ってはいるが、たぶん本部も読みにくいとあって何の連絡もよこさないので、あちらこちらでブツブツ言っている。

ところで、台風が近づくと昔見た『台風クラブ』という映画を思い出す。

思い出すといっても何か暗くて、全体的に訳がわからなくて、はっきりとしたストーリーがあったのかなかったのかの記憶も定かではない。ただ、中学校が舞台で先生役の三浦友和が何かやたらと生活に疲れていて、台風が来ている最中か通り過ぎた後かに担任している中学生に向かって、超ド級の本音みたいな言葉を無責任に投げつけていて、「これは、あかんやろ」と思いながら熱を帯びたその顔だけがやたらと印象的だった。

Wikipediaで調べてみると、1985年の作品。1985年は自分が教員になった年だ。テレビで見た記憶があるから教員になって数年後に見たのだろう。改めてあらすじなども読んでみたがピンとこない。しかしコメントになるほどと思うのがあった。

「この作品の持っているおおらかさと凶暴さは、2024年に再現しようとすると多分色々とクレームが来てしまうかもしれない」。きっとそうなのだろう。でも、改めてもう一度探して見てみようかなと思ったりした。