学力向上タイトル 「STF学習(主体的で対話的で深い学び)を目指して」

本時の流れ 

 北京オリンピックで感動したのは?

 STF学習

道徳:授業の流れ(写真1)

道徳:アイスブレーキング (写真2)

道徳:STF学習(写真3)

 「まん延防止措置」は3月21日まで延長されましたが、学校教育活動は感染防止対策を徹底して継続いたします。さて、3月4日(金)におこなった道徳の研究授業では、iPadを導入に使ってアイスブレーキングをおこないSTF学習に取り組みました。終了後、授業内容について教育委員会の方からもアドバイスをしていただきました。iPadを使って投票

 研究授業の目的 

 研究授業とは他の先生の前で自分の授業を発表する場である。その日に向けて計画をたて、※下学上達(かがくじょうたつ)し授業力の向上を図るのが目的だ。また、授業を参観する先生方にとっては自分の授業の参考にし、またアドバイスを授業者におくる場でもある。さて、今回はiPadを導入に活用する。「Mentimeter」というソフトを使わせての授業(道徳)であった。不安は大きいが困難は乗り越えるためにある。

 まず本時の目標を明示する。「みんなの創造力と発想力を開花させよう」だ。授業の流れは、iPadが用いての導入①アイスブレーキング、次に②問題提起、③グループワーク、④発表、まとめであった(写真1)。「2030札幌オリンピックの開会式の演出」を生徒達が自由な発想で考えて欲しい、と担当者は期待するのだった。※下学上達・・基本から学び、やがて真理に達すること

 iPadを使って「アイスブレーキング」 みんなの創造力と発想力を開花させよう

 期待に応える3年生。まずはアイスブレーキングだ。アイスブレーキングとは「固い氷解をこわす」ことを意味する。授業においてはアイスブレーキングを実施することで気持ちをほぐし、自由に自分から学ぼうとする雰囲気をつくるのが目的である。本時の目標は、「みんなの創造力と発想力を開花させよう」だ。記憶に新しい北京オリンピックが大型モニターに映し出された。その横に大きなQRコードがある(左上写真)。先生「iPadでQRコードを読み取って、一番感動した競技にチェックをしてください」。この距離でiPadは読み取れるのか?結構遠い。iPadを大型モニターに向けた。一瞬で読み取った!一瞬で集計した!やるじゃないか、iPad。ではこのクラスの結果を見てみよう!スノーボード、カーリング、スキージャンプが上位に入った・・・(写真2)。おーーー。感動がよみがえる。気持ちがオリンピックに向いたところで、過去のオリンピックの開会式の演出を見た。すごい!世界を驚かせた演出を共有したところで本題に入る。「2030札幌オリンピックの開会式の演出を考えよう!」世界にアピールできる日本の文化についてキーワードをまず考えた。班でグループワークしホワイトボードに書き出す。アニメ、ゲーム、アイドルグループ、富士山、書道、着物、四季、歌舞伎、和菓子、きめつ、おこと・・・・。それをもとに、開会式の演出を考え、発表していったのである(写真3)。STF学習だ。今日の案が、2030年の札幌オリンピックの開会式に採用される可能性があるかもしれない。

 担当者「本時の大きなねらいは”グローバルな創造力”の大切さに気づいてくれることです。直近に閉幕した冬季北京オリンピックという身近で関心の高い題材を教材とすることで、生徒たちが問題意識をもって自分事として考え、オリンピックのもつ教育的・平和的・芸術的価値にも気づいてほしいと願っています」

オリンピック アイスブレイク 創造力♪