ネット調べ 標本調査 数学 乱数表

社会:グーグル検索(写真1)

数学:無作為に抽出する(写真2) 

数学:エクセルで標本調査(写真3)

 豊中市立第九中学校は、日本教育工学協会から「学校情報化 優良校」の認定を11月1日より受けています。「学校情報化」の認定とは、日本教育工学協会によると、「日本教育工学協会(JAET)は、教育の情報化の推進を支援するために、学校情報化診断システムを活用して、情報化の状況を自己評価し、総合的に情報化を進めた学校(小学校、中学校、高等学校)を認定する ・・・」とあります。そこで、今日は大型モニターを背景に、「3年社会&3年数学の授業」への誘い(左下写真)です。社会 循環型社会

 教科指導におけるICT活用(社会) 

 本校は、日ごろから情報化教育を推進しているのだが、客観的な評価をしてくれるところが欲しいな、と模索していたらあった。日本教育工学協会さんというところである。文科省後援のお墨付きの団体だ。ここの「お墨付き」をいただいた。いただいたからには、ICT機器を使った授業をしていこう。

 1月31日3年社会の授業である。本時の目標、「地球と環境について身の回りの話題と関連づけて考える。」が黒板に書かれた。環境問題については、地理や公民の前半でも既に履修済みの分野だが、「環境問題」だけに特化し公民の教科書の後半に再登場する。教科担当者「今回の分野では、今までの既習事項をなぞるだけではもったいないので、『循環型社会』と言うキーワードに注目して、学びを深めることにします。」となった。持続可能な社会を形成していく上で地球に負荷をかけない。まず、前提条件となる基礎知識の確認をおこなう。「循環型社会」について、我々にできることを班で話し合う。生徒自身が自信を持って板書し発表する。「リサイクルやゴミの分別をおこなう」「限りある資源を有効に使う」具体的には?現在の身の回りとの関わりを班で考えた。生徒がiPadを使いネットをググる(写真1 グーグル検索)。ネットでヒットし見つけたのは「2020年7月からレジ袋の有料化を義務化・・・(日本経済新聞)」である。今はまだ無料のレジ袋があるが、有料化になれば地球には優しそうだ。教科担当者「有料化になればエコバッグを持つ人が増え、レジ袋の削減につながるだろう。エコバッグを持っている人いる?」何人かの手が挙がる(左上写真)。7月からはもっと増えるかな。身近な生活と循環型社会をつなげる授業だった。 

 教科指導におけるICT活用(数学)  

 同日、数学の授業である。3年生数学の学び最終章は標本調査であった。一部の資料の特徴から、全体の傾向を調べる方法を学ぶ。1963年の紅白歌合戦の視聴率は81、4%!テレビを所有している8割の世帯が見たことになる。こんなすごい数字をどうやって調べたのだろう。「標本調査」は、案外身近にあるものなのだが意識しない分野だ。母集団から標本を取り出すことを「無作為に抽出する(写真2)」をまず学ぶ。

 授業では、この標本を「無作為に抽出する方法」を3つ紹介した。乱数さい(正二十面体に0から9まで2回ずつ書いてあるもの)を使う方法、乱数表(教科書210ページ)を使う方法、3つ目の方法は、大型モニターにエクセルの画面を映し出す(写真3)。表計算ソフト「エクセル」を使って乱数を出す方法だ。=INT(RAND()*500+1)という関数を打ち込むと、ドラッグ&ペーストで乱数を必要数出すことができる。なんと便利なソフト!この乱数を使って、疑似標本調査の作業を行った。

小春日に NETとともに ICT活用