矯正教育冊子  デートDVについて学ぶ  DVとは?

冊子:好きやったらいいん?(写真1)

デートDVを学ぶ(写真2)

暴力の種類には?(写真3)

  先週の12月10日(火)の6限、11日(水)と2年生を対象に男女共生教育を行いました。10日は「男女のからだの仕組み・違いを理解する」「対等な人間関係の築き方を考える」をテーマに「ハートブレイク」の方にお越しいただき体育館でお話をしていただきました(下写真)。11日は「暴力について知る」「新しいコミュニケーションパターンを知る」をテーマに豊中市人権政策課の職員の方を講師に迎えクラスごとで授業をしていただきました。男女共生教育

 12月10日 体育館 男女共生教育

 12月10日(火)の6限に2年生を対象に男女共生教育を行う。テーマは「思春期の心と体」で、お年頃の生徒にとっては当然、悩んでしまうテーマである。講師の先生は、思春期の性の悩み相談を受けている立場から、具体的ないくつかの相談事例をあげながら、”男女のからだ”のしくみについて解説していただいた。また、お互いを理解するための男女の付き合い・コミュニケーションのあり方についてなどもたいへん分かりやすく、ハートに"すとん"と落ちる内容だった。

 生徒たちにとっては、「普段人にあまり聞けないことが分かって良かった」等の感想が多く寄せられ、性について片寄った知識ではなく正しい知識を持つことの大切さや、思春期の今の自分たちについて考える良い機会となった。

 12月11日 各教室 男女共生教育

 12月11日(水)は、冊子『好きやったらいいん?(写真1)』と題してデートDVについて学んだ(写真2)。デートDVとは、様々な暴力(パワー)を使って、相手を支配(自分の思い通りに操り、コントロール)することである。主役はマナミとテツヤ。好きなことをやらしてくれないのは暴力なのか?二人の気持ちのすれ違いをわからないまま一方的な感情の押しつけはどうなんだ?講師の先生からは、暴力の種類には身体的暴力は当然として、精神的暴力や社会的暴力、経済的暴力や行動の制限なども暴力にあたると教えていただく(写真3)。言葉のキャッチボールを通して、「殴る・蹴る」だけではない様々な暴力があるのを知る。またロールプレイを通して、「①自分の意見を素直に言うチカラ・②相手の話をしっかり聞くチカラ・③提案するチカラ」を身につけよう。身につければ、暴力とは違う方法で自分の気持ちを表現できるようになる。今回の授業では、自分の気持ちも相手の気持ちも大切に、お互いが歩み寄れるような対等な関係を築けることが一番だと、学んだ。

 2年生学年だよりより・・・みなさんは今まさに思春期を迎え、心も体も成長し、大人に近づいていく大切な時期です。中には変化に戸惑ったり、一人で悩んだりする時もあるかもしれません。自分自身はもちろん、周りの人たちの体や心も大切にできるようになってほしい。そんな想いを込めてこの授業を考えました。始まる前は「何をするの?」という好奇心からか、少しそわそわしていたり、気恥ずかしい気持ちがあったみなさんですが、終わった後はどうでしょうか。

 感想)相手の行動を制限したり、自分の思い通りにさせたりする事も、立派な暴力だと思いました。好きな人、大切な人だからこそ、相手の思いや気持ちを尊重することが大事なんだと思いました。また、「本人は気づきにくい」という所にもDVの怖さを感じました。

対等な 大切な人 好きな人