豊中署 講師の先生

さすまたの使い方

さすまたを使って

防犯教室開始(写真1) 

さすまた 扱い方(写真2)

すまた 複数で対応(写真3)

  防犯教室 ~ 普段から 意識を持とう~  

 9月1日は”防災”の日です。それは、大正12年(1923年)9月1日に発生し10万人以上の死者・行方不明者を出した『関東大震災』に由来しています。本校では5日に防災訓練をおこなう予定です。さて、”災”といえば地震だけではありません。学校においては不審者の侵入ということも想定されます。そこで8月28日の放課後、豊中署の方に来ていただき教職員を対象にした防犯教室を実施しました(下写真)。防犯教室

 防災の日

 昨日9月1日は「防災の日」であった。東京消防庁HPによると、「9月1日は、関東大震災が発生した日であるとともに、暦の上では二百十日に当たり、台風シーズンを迎える時期でもあり、また、昭和34(1959)年9月26日の『伊勢湾台風』によって、戦後最大の被害(死者4,700人、行方不明401人、傷者3万8,917人)を被ったことが契機となって、地震や風水害等に対する心構え等を育成するため、防災の日が創設されました。」とある。

 おりしも、先週8月28日には、九州北部を記録的な豪雨が襲った。“数十年に1度の災害”の恐れがあるとして、福岡・佐賀・長崎の3県に大雨特別警報が発令され、佐賀県に大きな被害をもたらした。災害に対しては、日ごろから準備を整えていなければならない・・・しかし日々日常の生活に追われるなか、災害の発生を未然に防止するには?起こったときにどう対処するか?を、立ち止まって考えることは少ない。そこで、毎年9月1日を『防災の日』とし、防災の日を含む一週間を防災週間と定めたのである。

 さすまた」を使って

 防災週間には、各関係機関が協力関係のもとに、防災に関する行事や訓練などを行っている。本校では豊中署の方にご協力いただいた。あれっ。見かけない人が、下足室付近をうろうろしている。誰だ?職員が気づく。「こんにちは。どちらに御用ですか。」と声をかけた。その方の様子がどうもおかしい。もう一度声をかけた。問いかけを無視して、校舎内へ向かう。「お待ち下さい。どちら様ですか。」と、再度問いかけるも反応せず逃げた。この方は、この時点で来客者から不審者となった。不審者が向かって来るかもしれない。そんな状況下に陥ったら・・・。

 豊中署の方による防犯教室が始まった(写真1)。 もしもに備えてまず不審者との対応の仕方を学ぶ。不審者とは近くで話さず距離をとる。刃物を持っている可能性があるからだ。”からだ”に危険が及ぶ場合は、「さすまた」を使う。身柄を確保したら両手両足を押さえる。・・・「さすまた」を使いこなすための実地訓練にうつった(写真2)。一人では向かわない。相手に奪われたら不審者の武器になってしまう。複数の「さすまた」(写真3)を用意し目線の高さにして間合いをとる。腰を落とし相手に押しつける!あくまで相手の前進を止めるのが目的だ。さすまたの練習後は護身術を習った。備えあれば憂いは減らせる。   さすまた・・・相手の動きを封じ込める捕具。

 難敵に 立ち向かう さすまた2つ