教育実習 1年数学  音楽 おこと

 教育実習 モニターを使って

研究授業 数学(写真1)

研究授業 音楽(写真2)

研究授業 社会(写真3)

 6月2日より教育実習をおこなっています。明日で、3週間の実習を終え3人(一人は4週間)が九中を巣立ちます。その実習の総仕上げが研究授業と呼ばれるもの。研究授業では、大学の担当の先生が、校長先生が、時には教頭先生や先生方が実習生を取り囲みます。が、九中生は、ふだんどおりです。いつもと同じ温かいまなざしで実習生の授業を受け、時には、気の利いた質問もありです。教育実習 1年社会

 3週間前・・・

 みなさん、こんにちは。6月3日から教育実習でこちらの豊中第九中学校にお世話になります。①三週間の実習では積極的に生徒のみなさんとお話し、一緒に授業をつくっていけるように頑張ります。②数学が大好きで、その楽しさを伝える仕事がしたい。③教員を目指した理由は”学ぶことの面白さ”を皆さんに知ってほしいからです」と挨拶があったのは、今は昔のようである。

 あれから月日・・・までは流れていないが、日は流れた。教育実習の仕上げ、研究授業をおこなう時期が来たのだ。昨日は、2人が研究授業を実施した。数学(写真1)の研究授業が終わった時、委員長が号令をかけるが、いつもと違った。委員長「先生、研究授業、お疲れ様でした。」一同「お疲れさまでした!」九中生は優しい。実習生を慰労?してくれたのだった。今日は、音楽の研究授業である。「さくらさくら」を通して箏に相応しい音色や奏法を教えてくれた(写真2)。実習生たちは、3週間前より確かに成長し最終日を迎えたのである。ここにくるまでの道のりは、容易(たやす)くはない。先生になることを志して、専門の勉強を大学で学んだ。最後の関門が、仕上げの研究授業である。今を学び 今をふりかえり 今を行く。”今日育”実習だ。3週間で一人前になることはないが、九中の先生の指導を受け、九中生から学ぶことも多かったはず。先生は、先生から始まるのではない。経験を積んで育つ。がんばれ、実習生トリオ!

 研究授業 社会・・・19日2限は、1年社会地理の研究授業があった(写真3)。単元は、「 国によって異なる経済成長―東アジア・東南アジア―」である。東アジア・東南アジア等の国々は、近年低賃金を活かした外国企業の積極的誘致を図って経済発展を遂げている。日本もまた、ASEAN等の国々に進出し密接な関係を有している。つまり、世界が、「相互に関係し合っている」点においてこの単元は重要なのである。アジア州のうち韓国がすごい。スマホもすごい。電化製品や車も、とぶように売れているようだ。東南アジア諸国連合(ASEAN)所属国もまたやるやん、なぜ、伸びてきた。その現状と工業的発展を探ろう知ろう考えよう。考える力を育てるためにまず基礎知識を学ぶ。

 九中生は学習意欲が高い。予習も十分だ。事前知識の獲得も十分である生徒が多い。きっと。実習生の前に立ちはだかる1年生、手強いぞ。相手にとって不足なし・・で授業が始まった。先生の発問に対しても積極的に答える。教室のモニターに、東南アジア諸国の画像があれこれ映し出された。これはわかりやすい。農業や地理を把握する。ストライクゾーンが大きい授業を目指す先生!声もよく通る。ひととおりASEANを解説後、4人班を”開設”した。「結びつきを強める東アジアと東南アジア」の項目では、なぜ?を考える。外国企業を誘致したら、ASEANにとってどんないいことがあるの?班で考えた(左上写真)。考えた。「お金がもらえる!」等々、そりゃそうだ。税金がその国に入る。他にも、仕事が増える。技術も学べるやん、ASEAN。こうして、海外企業を誘致すると、いいことあるぞぅ♪ミスターメリット!があるのを理解していった。授業は生徒とのキャッチボール!先生は、先生から始まるのではない。生徒が実習生を育ててくれる。応援、九中生!

先生は 先生から始まるのではない。