全体合唱 女子側

 全体合唱 指揮  全体合唱男子側

タイトル 手紙

用意

万雷の拍手 

 あっという間の2時間。すべてのクラスが全力を出し切り甲乙つけつけ難し。審査委員泣かせの合唱コンでした。全体合唱8段びなは、ひな祭りもしのぐほど圧巻で、万雷の拍手で締めくくりました(上写真6枚)。全体合唱 手紙

 蓋然性のたかい・・・全体合唱

 客観的にある事柄が起こる度合いが高いことを”蓋然(がいぜん)性”が高いという。3年生の音楽の授業の取り組みやリハーサルの様子から、「手紙」の全体合唱は”流石(さすが)だな”、の蓋然性が高かった。予想通り最初の全体合唱では全員がその歌詞の意味を理解して歌っているようだ。 

 各クラス「手紙」を歌い終えた後の全体合唱は”蓋然性が高い”のさらに上をいく。全体合唱の8段びなである。舞台上に高くそびえ立つひな壇は写真屋さんからお借りした。学年指揮の先生が、安全に配慮し3年生をひな壇に誘導する。まずは男子から続いて女子が並んだ。居並んだ生徒達は斜めに身体を傾ける。ここは宝塚の舞台か。拝啓十五の君へ♪舞台全体から保護者席へと届く圧倒的な声量、ハーモニーの美しさは圧巻で感動的だった。最高の出来映えだ。

 音楽科「今年課題曲となった”手紙”。2学期から練習が始まり、約半年間歌い込んできました。音取りだけでなく5つに分かれたそれぞれの場面を考えて歌うので、難しい曲です。本番が近づくにつれ、クラスで工夫を話し合ったりして、みんなで向かっていた雰囲気が良かったです。高まった気持ちや気合いが全体合唱にしっかり表れていました。」

 蓋然性のたかい戦い・・・講評音楽科(発表順)3組:澄んだ歌声が晴れやかな空にかかる素敵な虹を表現し、聴いている人の心に迫ってくるような圧巻の発表でした。4組:深くて大きな愛をとても表情豊かに歌っているのが印象的でした。6組:クラスの気持ちをしっかり合わせ、サビに向かっての盛り上がり方が上手かったです。1組:3つの情景をよく考えながら歌っていて前向きな気持ちが伝わってきました。5組:縦がそろうことが絶対条件の「大地讃頌」。素敵な合唱でした。7組:スーッと美しい星空が聴いている人に広がるようでした。2組:男女の仲が良い雰囲気にピッタリと合って良かったです。

 「結果を発表します。銅賞5組、銀賞7組、金賞は3組!」ひと呼吸遅れて先頭の3組が『キャーー』、続いてハイタッチ!担任「120%の力を本番で発揮してくれた」。概してコンクールの1番スタートは金賞を射止めるのは難しいと言われる。トップバッターはその後の基準とされるからだ。その重圧を乗り越えた3組の合唱は、蓋然性の高い金賞であった。

蓋然性 高き手紙の 八段びな