剪定枝の山  グリーンシュレッダー入り口  グリーンシュレッダー排出口

  剪定枝の山(写真1)

剪定枝飲み込むグリーンS(写真2)

剪定枝はき出すグリーンS(写真3)  

 用務員さんは環境整備部に所属しています。普段から花の水やりや剪定をおこない、学校の環境美化に努めていただいてますが、冬休み前からは2019年に向けて「”剪定枝”の山をなんとかしようじゃないか。」、に取り組んでいます。来年はいのしし年です。剪定枝を一気に処理をすると失敗もするので、「猪っとずつ猛進」しています。そこに凄い助っ人「グリーンシュレッダー」が現れ猪突猛進、一気に剪定枝を処理しました(左下写真)。これで猪猪(いい)年が迎えられそうです。グリーンシュレッダーの活用 用務員さん

 一日千秋 グリーンシュレッダー

 最近、コストカッターの異名をとるゴーン氏が世間の耳目を集めているが、九中では樹木を集めるグリーンカッターが注目を浴びていた。その名も、グリーンシュレッダーさんである。グリーンシュレッダーさんは大概の樹木を粉々に粉砕しウッドチップに変える農業用の機械だった。

 本校にも1台あればいいなぁと思うのだが高価なのでない。豊中市にも3台しかない。だから必要に応じて豊中市からお借りしている。実は二ヶ月前から市にお願いしてあった。用務員さんたちは大量の剪定枝を前に一日千秋の思いで到着を待ち焦がれ、やっと九中の番が回ってきたのだった。

 作業開始 グリーンシュレッダー

 ついに来た。終業式前にグリーンシュレッダーさんは九中に現れる。彼は(男か?)柔らかい刈草や剪定枝を効率良く処理し、激しい裁断作業に耐える頑丈な構造を持っていた。彼を一般名詞で呼ぶと”粉砕器”が適当だろう。メリットは多い。剪定した枝はそのままだと普通ゴミとなるが、粉砕器に入れ粉砕すればウッドチップに変わる。ウッドチップはいい。地面に撒けば雑草を抑制しそのままでも腐葉土となり有機肥料に混ぜると再利用にもつながる。ゴミとして処理すると経費がかかるがウッドチップにすれば一円もかからない。廃棄料金の削減につながり、ひいては豊中市の財政抑制に貢献する。ウッドチップも積もれば宝の山だ。また作業時間の大幅な短縮も見込まれた。じゃぁデメリットはないのか?あるにはある。エンジン音がうるさい。うちは周りに民家がないので近所からの苦情はない。生徒の活動時間をはずせば大丈夫だ、安心して使おう。

 11月半ば以降、ヒマラヤ杉を中心に大量に剪定をおこなった。その時に出た剪定枝は正門横にうずたかく積まれていた(写真1)。この枝の未来はどうなるのか?グリーンシュレッダーさんが知っていた。グリーンシュレッダーさん「剪定枝をじゃんじゃん口に入れてくれ。」用務員さんは剪定枝を両手で抱え、投入口に入れる(写真2)。バリバリっ粉砕された枝は、チップとなって吐き出し口から放物線を描き放出された(写真3)。山積みだった剪定枝はみるみるうちに減っていった。ありがとうグリーンシュレッダーさん!故障しないでね、いつまでも。

 用務員さん「グリーンシュレッダーは年季モノものなので大事に使っています。エンジンもかかりにくいし。コツがいるんです。中途半端に引っ張るとぷすぷす・・と音が情けない。かからない。イライラします。でも10回以内にかかったら、機械に手をあわせありがとうと言いたくなります。あれば本当に便利です。1台の利用期間が1週間なのでフルに活用したいと考えています。」

年の瀬にチップをはき出す年季モノ