アルコール防止教室1  アルコール防止教室2  アルコール防止冊子

飲酒のウソ・ホント(写真1)

アルコールがもたらす病気(写真2) 

飲酒防止冊子(写真3)

 アルコール防止教室 12月12日、2年生は学校薬剤師の奥井先生より、『学校薬剤師と学ぶ飲酒のウソ・ホント』と題して”アルコールによる心身への害”について学びました(下写真)。飲酒にまつわるウソ・ホントをクイズ形式写真1で学んだ後は、未成年者がどうして飲酒をしてはいけないのか、具体的な新聞記事などもあげてお話しされ、10代の飲酒は絶対にダメ!という強いメッセージを2年生の心に届けてくださいました。アルコール防止教室

  お酒は社会の潤滑”YOU” 

 お酒は、社会の潤滑油というが実際にお酒を初めて飲んで、「これはうまい飲み物やな」、とYOUは言わないだろう。それが中学生ならなおさら。”まずっ!”とか心臓が”バクバク、顔は真っ赤!”どうしたんだオレ?と悩み、飲まなきゃ良かったと思うのが関の山である。ところがだ。人は世に連れ飲酒を繰り返すと脳が覚醒していく。ストレス発散、快感へとつながハレルヤ!お酒を子どもに飲ませないなんて。大人が独り占めにするために法律「未成年者飲酒禁止法」をつくったんじゃないの、10代としては勘ぐりたくもなる。そこで、学校薬剤師の奥井先生が登場です。先生はアルコール依存の本当の恐ろしさなど、幅広い内容のお話をしてくださった。10代のお酒は百害あって一利なし。冷たい体育館に先生の温かいお話が響き渡る。 

 未成年からお酒は永久追放 どもの飲酒を防ぐのはYOUです~

 奥井先生のお話は・・・「アルコールがもたらす病気は咽頭がん、食道がん、アルコール性肝炎、肝硬変、肝臓がん、大腸がん、乳がん、脂質異常症、糖尿病、心臓病、急性アルコール中毒、アルコール依存症、うつ、認知症など多岐にわたる。未成年者がなぜ、飲酒をしてはいけないのか、それは、① 法律で禁止されているから ② 成長期の体の発達に悪い影響を及ぼすから ③ 急性アルコール中毒になりやすいから ④ 行動をおさえられず、事故や犯罪につながることがあるから ⑤ アルコール依存症になりやすいから(15歳までに酒を飲み始めると将来依存症になる確率が4倍に増える)など様々な理由がある。未成年の飲酒はとても危険。飲酒によって死を招くこともあるという事を忘れてはいけない。」という内容だった。

 また、アルコールと上手に付き合っていくためには、自分の体質を知るのも重要だ。20歳になる前にチェックしてみよう。今では唾液による簡単な遺伝子検査で、自分の体質がお酒に弱い体質ではないかどうかがわかる体質チェックサービスもある。体質的にお酒に弱い人やお酒を飲まないのに無理やり飲ませることはアルコールハラスメントになる。大人になってからも”飲めないものは飲めません”と断わっても構わないことを教えていただいた。保護者の皆さま、講演終了後に、保護者向け冊子”子どもの飲酒を防ぐのはあなたです(写真3)”を配付させていただきました。ご家庭で参考にしていただけたらと思います。

 保健の先生「今日は、学校薬剤師の奥井先生からアルコールについて専門的な知識を学びました。アルコールは飲み方によっては死んでしまうこともあります。また、世間ではアルコールが原因の事件や事故も起きています。みなさんそれぞれが、将来、アルコールが原因で体調を崩すことの無いよう、そしてアルコールが原因の事件や事故の当事者にならないように、今日のことを覚えておいてもらえたらなぁと思います。そして、未成年の飲酒は絶対ダメ!!誘惑に負けないで、誘われても、はっきりした口調で「私は飲まない」と断わりましょう。」

アルコールへ 猪突猛進 危険アル  

~10代のアルコール教育の充実~