バリケード  不審者対応訓練  集団下校

 不審者防止バリケード(写真1)

新田南はハンドコートへ(写真2)

新田は北門から集団下校(写真3)

   不審者・・・いつどこに現れるか、誰にもわからない。昨日14日(水)の放課後、全校生徒及び教職員を対象にした不審者対応&集団下校訓練を実施しました。刃物をふりかざすような暴漢者が校内に侵入したという想定です。目的は、生徒の安全を第一に考え、防災の意識を高め、 非常事態時における教職員の役割の確認でした。終了後は、運動場へ避難し集団下校訓練をおこないました(下写真)。運動場に出たら走って!!

 不審な来校者は突然に 

 事件・事故はいつどこで起きるかわからない。当然だ。特に不審者侵入事案はなおさら予想できない。だからこそ不測の出来事に対して対応できるような訓練が必要なのである。ここで訓練を企画する担当者のジレンマがおこる。危機意識を高め被害を最小限度にくい止めるには、予告なしの訓練のほうが効果が高いのは言うまでもない。生徒には伝えず実施したい。

 だが、もし、いや、本当の不審者だと思って、気分が悪くなる生徒はいないだろうか?迫真の演技で恐怖のあまりトラウマにならないとも限らない。そこで担当者は先生方に、「直前まで生徒には知らせないでください。」と10分前の予告で訓練を実施することにしたのである。

  訓練の目的は、①生徒の安全を第一に考え、防災の意識を高める。② 非常事態時における教職員の役割確認である。それは11月14日(水)5限開始10分後だった。A棟1F下足室フロアに不審者が現れる。(中略)職員・生徒への避難指示放送が流れた。「・・・生徒はそのまま教室に待機して下さい。教室にいる担当の先生方は生徒の把握をお願いします。」担任(教科担任)は”放送”の意味を察知し緊張が走る。避難行動だ。まだ外に出てはいけない。「 教室の後ろの扉、窓のカギ、カーテンをすぐに閉めて。」「教卓を前の扉前に置き簡易バリケードを作る(写真1)。 廊下側に座っている生徒は、教室中央へ移動し、騒がず静かに待機させた。不審者はC棟に追い込み身柄を確保!到着した警察官に引き渡した(想定)不審者対応訓練は終わった。引き続き集団下校訓練に移る。

 集団下校訓練は計画的に 全体指揮の先生のもと運動場に全校生が集合した。4つの小学校区毎に整列をする。新田南はハンドコート(写真2)、新田はグランド北側中央、南丘は朝礼台前、西丘は男子テニスコート横に整列をおこなった。町名別名簿で、担当の先生が点呼する。「町名別で集まる時は、この隊形を覚えておく。一年から三年まで並んでいるから、前後左右の人を確認しておいてください。」中学校で集団下校することは、まずないだろう。だが、災害はどこでやってくるかわからない。今年は実際に北部地震があった。南海トラフ地震も懸念される。今日の集団下校訓練が、いざ、の時に役だつはず。全員の無事が確認ができた後、二列に並んでかたまって下校を開始した。特に北門はめったに開かない”もん”(写真3)。続く隊列は壮観だ。これでは、不審者も襲ってはこれまい。よし。訓練は終わった。

  学校長「普段から声を出して”あいさつ”をしている人は狙われにくい。犯人の立場から考えると、ターゲットを探すときは”襲っても黙ってる”、”下を向いて歩いている”、”気の弱そうな人”などを狙います。だからあいさつは、心の扉を開き、不審者予防にもつながります。」

 あいさつは 安心”呼ぼう” 事故予防