マチ探  お昼 琵琶湖  琵琶湖博物館

 近江八幡:マチ探(写真1)

 琵琶湖前芝生:昼食(写真2)

琵琶湖博物館:学習(写真3)

 11月2日になりますが、1年生は秋の校外学習に向かいました。行き先は「近江八幡」です。校外学習とは、実地で見学や体験などをおこなうことを目的として、外部施設等に出かけて学習すること・・・で、今回の校外学習の目的は「城下町を散策し伝統・文化・歴史・産業を楽しく学ぶ。」とし、班別行動での謎解き体験を画したのです

 近江八幡の町並みと豊臣秀次

 近江八幡の町並みと秀次について語ろう。近江八幡の町並みは、天正13年(1585年)に豊臣秀次が八幡山に城を築いたことに始まる。秀次とは知らない人は知らないが、知る人ぞ知る豊臣秀吉の甥で関白まで出世した優れた人物だったらしい。秀次の経済政策(楽市楽座等)はその後の近江商人の活躍の原動力となった。その実力が災いしたのか、秀吉に跡継ぎの秀頼が誕生すると疎まれはじめる。彼の人生はその後大きく変わるのだがこの時は誰も知らない。天正18年(1590年)秀吉が全国を統一し秀次は東西交流の要となる近江国から、尾張へ移る。秀次の近江統治は”終り”を告げるのだが・・・今なお近江の町並みは旧市街地に残され、かつての近江商人の家々が並ぶ姿や八幡堀に面した土蔵群は往時の繁栄を偲ばせる(参考:近江八幡観光物産協会HP)。そんな場所なら探索したい。古い町並み

 1年生近江八幡を探索へ。

  九中1年生はわざと、クラス毎に時間をずらし近江八幡に到着した。同時に降りたらマチ探(たん)にならないからだ。バスを降りたらすぐ解散した!班ごとにマチ探だ。「マチ探」というのは探索地図を持ち4カ所の場所を探す学習である。そこに問題がある。といってもトラブルはない。

 例えば暗号その壱「・多くの民の・・・・・」文章をヒントに建物の絵を見てその場所を探す。4カ所の場所を探したら暗号を書き留める。暗号解読の手がかりも2カ所さがさねばならない。合計6つの場所を探して近江のマチをさまよう(左写真)。その間に班で協力し近江の伝統・文化・歴史・産業を楽しく学ぶ。彼らは近江商人の果たせなかった「答え」をみつけただろうか。マチ探は、歴史オリエンテーリングだった。

 碁盤の目の中迷子防止巡回担当教員「自転車で回っていると、頭を抱えた1年生に何度も出くわしました(写真1)。問題が難しいのか?先生!『この場所わかりません、どこですか!』」それは言えない。ヒントだけを伝える。ヒントを頼りに目的の場所へ駆けて行った。最終的には、全ての班が暗号解読に成功し地元の名産赤こんにゃくかお箸をいただいた。

 生徒「謎解きウォーキングでは、みんなと一緒に楽しくクイズが出来たし、地域の方とも触れあうことが出来とても良かったです。しっかりとTPOも達成しました。」

 お昼は、琵琶湖博物館の前の広場(写真2)、芝生が心地よい。目の前に琵琶湖がひろがる。お空は晴天、クラス毎に食べた弁当は美味しい。琵琶湖博物館を見学し大阪の水瓶琵琶湖を知った。けっこうみんなが喜んだのが水族館(写真3)、魚がいっぱい。特に”おおさんしょううお”の大きさには、こんなに大きかったのかと皆驚いた。

全力、協力、最後までやり抜く