ダメ絶対!  ダメ絶対!  薬物乱用防止2

授業のポイント(写真1)

危険ドラッグの恐ろしさ?(写真2)

人間の脳内では?(写真3)

  ~薬物乱用防止教室~ 3年生薬物乱用防止教室です。昨日10日の6限目、学校薬剤師の奥井先生にお越しいただき、薬物の危険性について学びました。扇風機も”焼け石に水”の暑くなった体育館でしたが、奥井先生からの、「薬物は、絶対にダメ!一度だけでもダメ!(写真1)」という熱いメッセージは、”※干天の慈雨”となったのではないでしょうか(下写真)。危険ドラッグの恐ろしさは3年生の心と体に届いたと思います(写真2)。干天の慈雨(かんてんのじう)・・・日照り続きのときに降る、恵みの雨。困っているときにさしのべられる救いの手にたとえる。薬物乱用防止教室

 薬物乱用 頭は薬物のことばかり 

 さて、薬物についての本質である。病気や傷の治療にも使うが、こうした目的以外に使えばすべて乱用!薬物はいらんよう、だ。薬物乱用とは、社会のルールからはずれた方法や目的で、薬物を使うことで、たとえ1回だけの使用でも乱用になり、同時に犯罪とになる。先生「・・・ところが薬物を乱用すると、頭の中は違法薬物のことばかり(写真3)!仕事や勉強、身の回りのことも手につかなくなり、 あらゆる方法で(法を破ってまで)手に入れようとするのが薬物なのです。待っているのは、健康、家族、仕事、お金、すべてを失う。こうして生活が破綻してしまうのです。」どうしてやめられなくなるか・・・やめられないメカニズムを図を使ってとてもわかりやすくお話していただいた。

 違法薬物 最近の傾向!

 近年、若者を中心に人気が広がる「エナジードリンク」。10代の子どもが自動販売機やコンビニで買える清涼飲料水だが、”多量摂取注意”と厚生労働省が発表しているのを知っているだろうか。理由はエナジードリンクに含まれる成分「カフェイン」。世間では眠気防止に効くとうたっているが、カフェインを大量に摂取すると不眠症、下痢、吐き気などを引き起こす恐れがあるのだ。エナジードリンクのカフェイン量は、コーヒーの実に5倍、取り過ぎには注意が必要だ。

 最近の違法薬物の傾向として、若者が覚醒剤に手を出す例は少ない。高いし怖いし。若者には、ハードルが低い「危険ドラッグ」が忍び寄る。「アロマ」「お香」「ハーブ」などと、つい手を伸ばしたくなる呼び方で若者に近寄るのだ。先生は最後にプロモーション動画を紹介してくれた。豊中出身のロックバンド「ヴォイスクラッカー」が府立豊島高校の生徒と協力して歌う素敵な曲だ。♪ダメ、ゼッタイ、ダメ、ゼッタイ、薬物乱用ダメ、ゼッタイ♪とアピールし、薬物の誘いを”断る勇気”をすり込んでくれた。先生のお話は「干天の慈雨」だった。

 保健の先生「学校薬剤師の奥井先生に、毎年1年生で喫煙防止教育・2年生でアルコール防止教育と発達段階を踏んで、九中生が健康な体を保つために貴重な講演をお願いしています。今年も、薬物乱用防止教室で『薬物乱用の怖さ』について学習しました。覚醒剤、大麻、危険ドラッグ等は、遠い世界の物と思いがちです。しかし、自分たちの身近に危険が迫っているのを知ることが出来たのではないでしょうか。薬物についての正しい知識を持つことがその乱用防止の第一歩となり、そして何よりも必要なのは「断る勇気」です。薬物は一度だけでもダメ!絶対にダメ!と心に刻んで欲しい。」

  ダメ絶対!干天の慈雨友の声