国語:めあて 

美術 めあて

吉田茂首相

 

国語:模擬授業

美術:模擬授業

社会:模擬授業

 「魅力ある授業の創造」は本校の研究主題でもあります。学習指導部では「大阪の授業スタンダード」の考え方を参考に、「協働学習」をすべての教科で実施していきましょうと旗を振っています。そこで、7月6日、3クラスを対象に、「教員の相互交流と学習の場、生徒理解を深める場」として研究授業を計画しました。模擬授業から実践へ

 学習指導部企画 ~研究授業の実施~

 「もうすぐ夏休み!」などと思う暇もなく、成績処理や懇談準備にお忙しいかと思います。そのような中ではありますが、今年度最初の研究授業(6日)がやって参りました!!生徒理解や学年間交流、授業力向上のためにもご覧になっていただき、ご協力をお願いします(※学習指導部通信より)。※九中職員のみ流通するレア通信

 だが研究授業は臨時休校のため実施出来なかった。なら、延期か。1学期の予定をみると、もうどこにも入らない。ならば中止せざるを得ないのか。企画した学習指導部は悩む。授業を担当していただく先生方は工夫をこらしたいつも通りの指導案等を準備されていた。他人の授業を見学・研究することで自分の授業の参考になるところはあるはず。 Every man's neighbour is his looking-glass. 隣人は鏡だ。「人のふり見てわが振り直せ」ではないが、九中が目指す”授業”や考え方を共有し授業力のレベルアップを目指したい。担当者は、実施でも中止でもなく、第3の道を選択した。先生が生徒となっての”模擬授業”である。選ばれしクラスには申し訳ないが・・・研究授業をおこなった内容は生徒へもいずれ還元される。されるはずだ。 

 模擬授業 1-1国語(左写真2枚) 2-2美術(中写真2枚) 3-5社会(右写真2枚)~

 3つの教室で先生が生徒になりきっての授業が始まった。流れが明示される。海千山千の生徒だ。質問も鋭い。担当の先生も気合いが入る。生徒役の先生は答えにつまる「生徒の気持ちがわかるなぁ」。・・・模擬授業を”得手”、10日、3年5組で授業がおこなわれた(左上写真)。

 社会科 サンフランシスコ平和条約について疑問点を考えた。”領土の放棄” ”沖縄と小笠原諸島を管理”この条約は突っ込みどころ満載ちゃうか?周辺情報を仕入れて個人→グループで考えた。「日本が放棄した後の領土は誰のものになるかわからん」「また争いがおきるんちゃうか」「沖縄と小笠原諸島はもともと日本の領土じゃないの」素朴な疑問がわく。だから単独講和か全面講和かで紛糾した。吉田首相はアメリカと単独講和にふみきる。と同時に日米安全保障条約を秘密裏に締結しアメリカの思い通りの結果となる。深い内容の”模擬授業”はここで活かされていた。明けない夜はない。できない授業はない。

模擬授業生徒へ返す学びのプロ