コミュニケーション 昔と今  NTTdocomo 講師の先生  校区懇談

コミュニケーション今・昔(写真1)

ネットの特徴を考える。(写真2)

スマホ安全を終えて。(写真3)

 先週金曜日はPTA校区懇談会(昼夜の部)でした。ここ数年懇談会のテーマは、中学生に関わるトラブルが絶えないネットやスマホ関係です。昨年は今や中学生の6割が利用しているコミュニケーションアプリの本丸”LINE”から講師をお招きしましたが、今年はNTTドコモの先生です。スマホの問題は年々深化し新たな事象が発生するので、大人もリスクを学び対策を知る必要があります。そこで、大人の「スマホ安全・ケータイ安全教室」開講です(下写真)。スマホ・ケータイ安全教室

 コミュニケーション今・昔

 子どもたちのコミュニケーションが、変わってきている。昔は「堂々と面と向かってクチゲンカ」だったのが、「クチゲンカあらそう相手顔見えず」になった(写真1)。「無理だった友だち百人できるかな」は、今や「知らぬ間に友だち百人できちゃった」と、顔の見えない知らない人といとも簡単につながる。他人との交流のハードルはないも同然になりつつある。(カルタ今昔:NTTドコモスマホ・ケータイ安全教室 冊子より引用)

 今の子ども達は大変だ。少々のいたずらでもスマホがなかった時代の子どもは大目に見てもらえた。今や”つぶやき”も個人情報”写真”も世界を駆け巡る。そうなればもう、誹謗中傷は多めにしか見てもらえない。~家庭でのルールを作りましょう~と言われても、外からのトラブルに巻き込まれる可能性もある。昨年の懇談会から1年がたった。

  2018年 スマホトラブル解決法

 昨年はさまざまな事例を交え対処法を学んだ。ナイフは悪くない、ナイフを使う人が悪いのだ。確かに。・・・それは無料通信アプリ”ライン”にも言えるのではないか。インターネットコミュニケーションに潜(ひそ)む表情が見えない怖さを知った。今年、NTTドコモの先生は伝える(写真2)。「・・・ネットで知り合う相手は必ずしも本当のことを言っているとはかぎりません。」「本人や友だちが投稿した情報を組み合わせることで、個人を特定できる場合もあります。」SNSで知り合った相手から名前や連絡先を聞かれたり会おう誘われたら保護者に知らせる必要がある。動画を交えてわかりやすく危険性を伝えていただいた。

 ちょっとした冗談もSNSの前では笑えない。昔「冗談は笑ってゆるしてくださいね」が、今「冗談は一切許さぬ炎上だ」また、昔「誰だって相手にしないトイレの落書き」は、今「警察が逮捕するかもネットの落書き」と指摘される。コミュニケーションアプリやスマホゲーム、動画サイトなどはやめ時がわからず、長時間利用につながりやすい危険がある。九中生のアンケート結果でもそれはうかがえた。子ども達は知識として知っているが自分は大丈夫だと思っている。講演後、教職員と保護者が「堂々と面と向かってクチゲンカ」はしない。ざっくばらんに何でも気軽にお話しましょうと、「堂々と面と向かって情報交換」だ(写真3)。懇談会はリアルがいい

誰に打つ 安全運ぶツールたれ