放水訓練  放水訓練2  消火器訓練

消火栓 説明(写真1)

放水訓練 実践(写真2)

消火器 実践へ(写真3)

 ~  防災訓練 IN 九中 期末テスト中日の28日、テストが終わって、「今日はポーランドとの決戦!サムライジャパンの応援がんばるぞ。」いやテスト勉強を頑張りましょう・・・と生徒が下校した放課後、先生達は生徒のいない学校で研修です。年に1回、豊中消防署員の方に来ていただいて「今年もやるの?」やります。毎年おこなうことで忘れたかけた記憶を戻します。今年も、火災受信機の使い方、緊急放送の仕方、火災発生場所から職員室への緊急連絡の仕方、消火栓のしくみ(写真1)、放水訓練(写真2)消火器を使って実践訓練(写真3)を署員の方から学びました。放水訓練 想定火事だ!

 燃えさかる応援。~ フェアプレー体験~

 昨晩、九中生がテスト勉強に熱中していた頃、世間はロシアワールドカップサッカーに夢中になっていたようだ。昨日行われたグループH最終節は残念ながら日本はポーランドに敗れた。セネガルに勝ち点、得失点差、当該チーム対戦成績までも並んだ。決勝トーナーメントにすすめるのはどちらだ?最終的に“フェアプレー“の差で進出を決めたのは日本だった。燃えさかる応援はとまらない。試合に負けて勝負に勝った瞬間である。 

 この勝利は、ワールドカップの歴史から消えないが、消さねばならぬのが火事である。お昼におこなった今年の防災訓練は消防暑から3人の方に来ていただき、多くの教職員が体験をさせていただいた。研修は「放水訓練」に”舵”をきった。

 燃えさかる築山。放水訓練体験 ~

 普段は開けることのない「消火栓」を開け、ていねいに説明をしていただく。起動スイッチの確認。圧力を知る。放水量は1分間に130リットル、時間にして20分。消防車は平均して4分半で到着する。それまでがんばろう。放水は「1人でしてはいけません。かならず二人でおこなってください。ポンプのボタンを押してからホースを外さないこと。順番を間違えると、放水できません。ボタン押す→ホース伸ばす→ハンドル回す→水が出る!この順番で。一人が放水、もう一人はホースをさばいてください。一人はホースを伸ばし腰に当てる、絶対に放さない。放すとホースが踊ってたいへんです。二人のコミュニケーションが大事です。誰が最初にしてくれますか?」

 実践だ。若手!と声がとんだ。若手が消火栓に走った。ホースを持ち築山に向かう(写真左上)。炎天下の中、築山がチョロチョロ燃えている(と想定)。火事は、おおごとになる前に消すのが”大事”なのだ。ホースの先をつかみ築山に向けた。もう一人は、補助にまわった。「放水よーし。」水がとびだした。かなりのいきおいだ。山なりに放物線を描く。署員「まっすぐ、火元に向かって水平に!」うなずく2人。とりまく全職員。鎮火。・・・その後二人一組で順次おこなっていった。この体験はいざ、という時に生きるだろう。 

 若手職員「豊中市消防署の方から放水の際の姿勢や放水口の持ち方など細かい指導を受けました。その後、実際に築山へ向かって放水の訓練を体験、放水直後は強力な圧力を感じ体毎もっていかれそうに・・・しかしペアの先生と二人でホースを持ちおもう所に放水ができました。実際に火災が起こった時に、今日訓練したことを思い出して消火活動にあたりたいと思います。」

炎天下火元に向けて放物線