学力向上タイトル 「一人一台タブレットを活用して鑑賞」

本時の目標 

 オリジナルノートをつくる

 作品鑑賞

美術:本時の目標(写真1)

美術:作品制作 (写真2)

美術:オリジナルノート鑑賞(写真3)

 「まん延防止措置」は3月21日まで延長されましたが、学校教育活動は感染防止対策を徹底して継続いたします。さて、3月4日(金)におこなった美術の研究授業では、各自が消しゴムはんこを使った「オリジナルノート」を制作、一人一台タブレットを活用して作品を鑑賞する学習に取り組みました(下写真)。終了後、授業内容について教育委員会の方からもアドバイスをしていただきました。オリジナルノート撮影

 研究授業の目的 消しゴムはんこでオリジナルノートをつくろう

 研究授業とは他の先生の前で自分の授業を発表する場である。その日に向けて計画をたて、※下学上達(かがくじょうたつ)し授業力の向上を図るのが目的だ。また、授業を参観する先生方にとっては自分の授業の参考にし、またアドバイスを授業者におくる場でもある。さて、今回の授業の目標は各自で消しゴムはんこを使った「オリジナルノート」を完成させ鑑賞する(写真1)。2種類の消しゴムはんこを制作し、ノートに押してオリジナルノートをつくるのだ。2種類のうち1つは、モノグラムのはんこをデザインする。モノグラムとは2文字以上の文字や記号を組み合わせたり重ね合わせたりしてひとつの記号を形成した模様のことで、ブランドや企業のロゴマークなど、そのものを象徴するシンボルマークとして使われていることが多い。そこで、今回は自身を象徴するマークとして、イニシャルをデザインしたモノグラムはんこを制作した。もう1つは自分の好きなことや興味のあるもの、またノートの用途などから自由に発想を展開しオリジナルはんこをデザインして欲しい、と担当者は期待するのだった。※下学上達・・基本から学び、やがて真理に達すること

 iPadを使って「作品鑑賞」 世界にひとつしかないオリジナルノート

 期待に応える1年生。分の好きなことや興味のあるもの、ノートの用途などから自由に発想をとばす。思い思いにはんこをデザインし消しゴムはんこを作った。V字彫りで丁寧に彫り進め完成させた。今日の授業では授業の流れを説明した後、班ごとにノートへはんこを押す。はんこを押すときの注意は、①上下を確認する。②ほかの色と混ざらないように明るい色から押す(黄→緑→青→赤→黒)。③押した後はぞうきんで拭く。説明後班ごとにノートへ押した(写真2。緊張してそーっと押す。大胆に押す。押し方はさまざまだ。こうして世界にひとつしかないオリジナルノートが次々に完成していった。押す班以外の生徒は待ち時間を利用し制作したはんこの説明やアピールポイントをプリントに記入する(QRコードつき)。全員が自席に戻った。先生「タブレットを出して完成させたオリジナルノートをプリントに置き撮影し、グループフォルダへ提出してください」生徒達はiPadを起動し撮影し提出していった写真3。次回は作品を鑑賞し自分が一番良いと思った作品をQRコードで読み取り、投票するオリジナルノートコンテスト開催だ。

  担当者「コロナ禍の中で、全体での作品鑑賞が難しいため一人一台タブレットを使って”自分の席でクラスメイトの作品を見ることができる”ことは自分にとって新たな発見でした。今後も一人一台タブレットの効果的な活用について考え、実践していきたいと思います」

 V字彫り 消しゴムはんこ  Vサイン♪