九中紅葉

50th記念モニュメント

陶板壁画

2021/11/19 正門横紅葉(写真1)

50th記念「モニュメント」(写真2)

20th記念「陶板壁画」(写真3)

 新型コロナウイルスの感染拡大はおさまりつつありますが、学校教育活動は感染防止対策をして継続いたします。さて、九中が誇る正門横自然林の九中モミジが今見頃を迎えます(写真1)。見事なモミジは登下校する生徒や来校者の心を和ませてくれるのですが、正門付近にもう2つ九中生を和ませてくれる記念碑があります。ひとつは昨年完成した50th記念モニュメント「結鐘」、もうひとつがA棟壁の巨大「壁画」です。この壁画は、1987年創立20周年記念に作られたのですが、その詳細な由来が50周年事業を通じてわかりました。巨大陶板レリーフ

 創立50周年記念誌「結鐘」

 同窓会の人力により数年の歳月と尽力をかけた創立50周年記念誌「結鐘」は昨年発行された。総ページ数200ページ弱・・内容は▽50年の歩み(1970年度~2019年度の年度ごとに2ページ見開きで、在籍生徒の思い出手記、在籍教職員の思い出手記)、購買部繁盛記、世界における「新型コロナウイルス」と九中の動き、教育課程50年間の変遷、▽九中アラカルト(同窓会の歩み、千里新成人の集いの歩み、PTA50年、修学旅行のあゆみ50年)、防犯イルミネーション、「ひこうきぐも」活動報告(2019年で28周年)、▽九中姉妹校「Borel Middle School」との交流史・・・などなどである。完成した冊子は関係者各位に配付、郵送した。その後、全国津々浦々で活躍されている卒業生(総数は1万5000人超)から記念誌についての問い合わせがあった。その中のお一人が巨大壁画のデザインを描いた方(20期生 O氏)だった。ワクワク感あふれる壁画を知る千載一遇のチャンスだ。埋もれた歴史を紐解く。詳細を聞いた。そうなの。

 そうなの。巨大陶板「壁画」 30年間の見守り 時を戻そう。1989年4月・・・O氏が3年生になった時、美術の時間に全校生で20周年記念の壁画の図案を考えた。候補作品が放送室渡り廊下前に掲示され全校生による投票がおこなわれ、O氏の作品が選ばれたのだった。

 O氏「(図案が選ばれてから)・・・美術の先生に構図の指導を受け原画をもう一度描き直しました。壁画は気球に3人を乗せ、気球を地球のようにし、少し神秘的に、初有人飛行?を月影に描きました。日本は、富士山と京都のイメージと考え、他のモチーフは閃いたものを画面に配置し、出来るだけ多くの色彩を使うようにしました。原画はポスターカラーで描いたのですが、壁画が完成したとき、全く同じ色でとても驚きました。タイル貼りと聞いていたのですが、描線もガタガタではなく、とても綺麗に作られていました。卒業後、3回ほど友人と壁画を見に行きましたが、当時のまま全く色あせていません(色あせない思い出とともに)。この絵は、世界を冒険するというテーマで、色々な新しいことに沢山チャレンジして、自分の可能性を広げて欲しいという思いを込めています。後輩の皆さん、一生懸命になれるものを見つけて取り組んでください」陶板壁画は30年間九中を見守った。陶板壁画は今日も九中生の下校を見守り(左上写真)明日の登校を応援する。 

       のびのび九中同窓会総会はリモートで開催します・・・詳細は後日

同窓会総会・・・令和3年(2021年)12月19日(日)