結婚式1

結婚式2 

B棟中央階段(写真1)

3年5組教室前(写真2)

 

結婚式3 「母 校 愛」

 日本のサケは、川でうまれてから海へ下り、アラスカの方まで旅をし、その間に身も心も大きくなり、3年から4年たってからうまれた川にもどってきます。母川回帰。卒業生が13年たって母校九中に「幸せ」と一緒に帰ってきました。母校回帰。 

  夏休みも中頃、教頭先生電話です。13年前の卒業生からだった。「お願いがあるのですが・・・」
今度、中学校3年の同級生と結婚するのですが、どうしても二人が出会った思い出の九中で、記念写真を撮りたいという申し出だった。校長先生と相談し、そういうことだったら特別に許可をしよう。OKをした。
 8月末、撮影の日3人?が学校にやってきた。新郎・新婦と結婚式場の専属カメラマンだった。残暑が厳しい日だった。自分たちは13年前、3年5組で同じクラスになった。たまたま姓の頭文字がSだったので前後に座ることになった。出席番号は彼女が12番で彼が13番。13番は12番に有頂天、いわゆる一目惚れ・・・13番は12番に「つきあって」と交際を申し込んだ。12番は、13番が軽い男に見えたので、簡単に断った。それから、13番はアタックNO1を繰り返すが 、一人時間差で交わされた。クイックも試みたが無駄だった。
 卒業して、3年後偶然街であった。13番は成長していた。もう軽い男ではなくなっていた。それから、交際を初めて10年、この9月の終わりに結婚式をする。
 披露宴で皆を驚かせたい。こうして、結婚式の披露宴でスクリーンに映しだされるためのサプライズ写真撮影が始まった。親御さんも驚くだろうな。嬉しいだろうな。2人がタキシードとウエディングドレスに着替える。馬子にも衣装。まばゆい。(写真1)暑い8月が、二人の愛でまた熱い。あふれ出る汗をものともせず、二人の思い出の九中をバックに、教室を背景に、B棟中央階段を金屏風にみたてタキシードとウエディングドレス姿で記念写真を撮影したのだった。これぞ母校愛。
 二人にとって13年ぶりの九中は、3年の教室は変わっていなかった。クーラーはついたけど。(写真2)第九中学校は、毎年、4月に九中生を迎え入れ、3月に送り出す。専属カメラマンは、二人を思い出の場所に立たせ、パシャパシャと一眼レフのシャッターを切る。二人の手はしっかりと握られている、いや握らせた(^_^)。(写真左上)もう、教室や廊下たちが微笑んであららである~※ライスシャワー~と祝福しているようにみえた。

※ライスシャワーには新郎新婦が「実りある生活を送れるように」そして、「食べることに困らないように」との願いが込められています。


しあわせはいつも自分のこころがきめる。

みつお