卒業式の式辞
3月16日は第58期生の卒業式でした。
心温まる卒業式でした。卒業生の皆さんの活躍を期待しています。
式辞を載せておきます。ご覧ください。
58期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
はじめに、本日は、PTA会長ならびにPTA役員の皆様にご臨席いただいております。ありがとうございます。
保護者の皆様、本日はご臨席賜りまして、ありがとうございます。
また、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
これまで、本校の教育にご支援、ご協力をいただき感謝申し上げます。
至らぬ点も多々あったかと思いますが、ご容赦いただき、58期生の卒業を、ともに、心から祝福したいと思っております。
58期生の皆さん、今日は、皆さんが受ける七中の最後の授業です。
授業は、生徒と先生が双方向でやりとりをしながら、作り上げていくもので、
これから私は一方的にお話をしますが、このあと、みなさんの成長した姿を、学んだ成果を、
この場で、大いに発揮して、今日の授業をつくりあげていきましょう。
振り返ると、この1年間は大変な1年となりました。
昨年の2月末、全国に緊急事態宣言が出され、学校は臨時休校となり、3年生の始業式も延期となりました。
遅れて、始業式を行い、分散登校、そして感染防止対策を取って休校を解除、そのため、楽しみにしていた
修学旅行や行事が形を変えて実施と、例年とは全く異なる1年間でした。
しかし、皆さんは環境の変化に柔軟に対応し、新しい生活様式を受け入れ、今までとは違う、
形を変えた、しかし充実した学校生活を作ってきたと思います。
その力は、いままさに私たちに求められている力そのものです。
シンギュラリティー・人工知能が人間を超える、今ある職業の多くがなくなったり変化する、
などと未来を予想する人たちがいます。
予測困難な時代をたくましく生きる力、よく言われます。
未来はだれもわかりません。だからおもしろいのです。
たくましく生きる、辛抱強く耐えることは難しいかもしれません。
しかし、みなさんはこの1年間、様々な活動の制限に対して、粘り強く対応し、自分にできること、
みんなと協力してできることをやってのけました。
素晴らしい成長です。素晴らしい力です。
自信をもって、この時代を生き抜いている自分や友達をほめてあげてください。
4月には、新しいステージに立つみなさん、自分の力を信じ、友達の力を信じ、常に前を向いて進んでください。
うまくいかないことはたくさんあります。だからおもしろいのです。
やり遂げたときの達成感はひとしおです。
私たちは、みなさんとは3年間しか関われませんでした。
しかし、これから一歩踏み出す皆さんを心から応援しています。
皆さんの家族の方もあなたを応援しています。
たくさんの人があなたを応援しています。
予測できないほど、楽しい未来がみなさんを待っています。
希望をもって、自分を大切に、周りの人を大切に、1日1日を大切に過ごしてください。
卒業おめでとうございます。
令和3年(2021年)3月16日