課題図書って なに?
<おうちの方にもぜひ読んでいただきたい情報です。>
毎年、5月になると書店の店先にズラリと並ぶ課題図書。けれども、課題図書って一体、誰が誰に向けた課題なんだろう?そう思われる方が大半だと思います。ですので、少し解説。
誰が決めるの?→「全国学校図書館協議会」というところです。
どうやって決めるの?→新しく出版された書籍であること(1~2年以内)。
その学年児童の成長・発達に応じた内容であること。
その学年児童の学習に応じた内容であること。
人を大切にしている内容であること。
情報が正確であること。
このような条件を念頭に、本の専門家が選んで決めます。
もちろん、課題図書以外にもすばらしい本はたくさんあります。(こちらについても、順次、紹介していきたいと思っています。)
けれども、長いお休みの間だからこそ、課題図書に挑戦してみてほしいと思います。
課題図書の効用としては、
1.学習のふりかえりができる
課題図書には、学年の学習に応じた漢字、用語が使用されています。
よみがながなくても読めるかどうか、目安にしてみて下さい。
2.知らない世界を知ることができる
今、社会で起きていることがらを子どもの目線にあわせて登場させています。(外国のくらしや、文化など)
近年は、物語だけでなく、ユニバーサルデザインや環境問題について考える本も課題図書に選ばれています。子どもたちが自分たちの社会に興味、関心をもつきっかけになれば、と思います。
3.今の子どもを知ることができる
出版されてからあまり時間がたっていない新しいものが選ばれているので、現代の子どもの姿が描かれています。「子どもを知る」という意味でおうちの方にもおすすめしています。また、中学年以上の課題図書には、大人が読んでも新たな発見がありますので、お時間がありましたら、おうちの方もぜひ、手にとってみて下さい。