刀根山小学校は、豊中市の北部、千里丘陵の北西部に位置する小高い丘の上にある学校です。刀根山地域は、周囲にはマチカネワニや歌枕として有名な待兼山、「万葉集」にも登場する島熊山などがあり、歴史のロマンをかきたてられる地域でもあります。校章にも、周辺から発掘されたトウヨウゾウの牙と古代鏡がデザインされています。

 本校の児童数は731名という大規模校です。本校の特色としましては、危険な通学路が複数あることから、毎日集団登校で子どもたちは登校しております。そして、登下校では地域の方々や保護者の皆様が温かく見守ってくださり、「おはようございます」「さようなら」のあいさつの運動も行っています。「あいさつ」は人間関係づくりの基本です。「気持ちよくあいさつ」ができる子どもたちの育成をめざしています。

 本校の学校教育目標は、

「ともだちとともに、ねばり強さと やさしい心で まなび合う刀根っ子」

学校生活に欠かせないのが「ともだち」です。友達と学び合いながら成長する刀根っ子には、「何事にもあきらめないで自分のペースでコツコツと向き合う粘り強さ」と、「自分がされたり言われたりして嫌なことはしない」そして「子どもたちの失敗をお互いに許し合える」そんな「優しい心」を育みたいとの願いで、日々教育活動に取り組んでいます。

今年度はコロナも落ち着き、学校では少しずつコロナ前の状況に戻しつつあります。また、今年度は大阪府教育委員会から「スマートスクール実現モデル校」の指定を受け、個別最適な学びと協働的な学びを実現するため、一人一台タブレットを有効活用した教育活動と、情報活用能力育成のための指導の充実に取り組んで、子どもたちの学力を向上させることを目指します。

何よりも、子どもたちが安心して生き生きと学習に取り組める学校を目指して今年度も取り組みます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

刀根山小学校長  山 地  輝 宜