5年生が5月25日(水)から5月27日(金)の間,兵庫県・鉢伏高原にて2泊3日の林間学舎を行いました。

1日目は,宿舎に到着後「魚つかみ」や「キャンプファイヤー」を行いました。魚つかみでは,子どもたちは元気に泳ぐ魚を捕まえるのに一苦労。仲間と協力して,池の隅に魚を追い込むなど,知恵を出し合いながら魚を捕まえる姿が見られました。夕食後のキャンプファイヤーでは,火の神が登場。授けられた火を組まれた薪に灯すことで辺りは明るくなり,子どもたちの盛り上がりも一気に上がりました。各クラスで準備をしてきたスタンツを楽しみ,充実した時間を過ごしました。

  

2日目の活動は「登山」からスタートしました。広大な野山の山頂を目指して歩き,ハイキングを楽しみました。長い道のりを経て到着した山頂からの景色は格別で,迫力のある自然の景観に子どもたちは歓声を上げました。爽やかな空気を体いっぱいに吸い込み,大自然を満喫しました。途中であきらめかけた子もいましたが,「がんばれ,もう少し!」など仲間からたくさんの声援が送られていました。下山後は「飯盒炊爨」を行いました。事前に家庭科の授業でカレー作りをしていたため,手際よく食材の皮をむいたり,切ったりすることができました。しかし,薪に火を点けることに苦労し,宿舎の方のアドバイスに耳を傾けながら火を点けることができました。みんなで協力して完成させたカレーを食べた子どもたちの表情は,とても満足そうでした。食後の「焼き板づくり」では,林間学舎の思い出を焼き板にペイントしました。キャンプファイヤーや登山,飯盒炊爨など,子どもたちの思い出が描かれていました。夕食後には,宿舎の館内で,ナイトウォークを行いました。先生たちが薄暗い館内に隠れ,グループでやって来る子どもたちを驚かしました。ゴールに到着した子どもたちの表情は,驚いた表情と楽しかった表情が入り混じった何とも言えない表情でした。

  

3日目は,「シャーベットづくり」,「カートンドッグづくり」を行いました。「シャーベットづくり」では,氷に塩を混ぜ,氷の温度を下げ,ジュースが固まるようにしました。ジュースと氷を入れた容器をグループの仲間で協力して,シャーベット状になるまで転がし続けます。最初は,こつがつかめず,上手に転がすことができませんでしたが,慣れてくるとテンポよく転がし続けることができるようになりました。「カートンドッグづくり」では,パンにウインナーと野菜をはさみ,アルミホイルでつつんで,牛乳パックに入れます。牛乳パックに火を点け,燃え尽きると出来上がりです。程よく焦げた香ばしいカートンドッグができあがりました。

  

 

その他にも,出発式や帰校式などを通じて,仲間との思いを一つにし,礼儀正しく行動することも学習することができました。宿泊学習を通して,仲間のために食事を準備するなど生活の中で自然と助け合う場面が増えてきました。「楽しかったね。」「もっとここにいたいね。」と楽しそうに話す姿が見られ,心身ともに成長でき充実感を味わう3日間となりました。「最初から最後まで3校協力してきずなを深めあおう」という子供たちが立てた目標を達成し,最高の思い出を作った林間学舎となりました。