校長あいさつ

本校の教育目標は、「人間尊重の精神をもとに人を思う"優しい心を"、命を守る"健やかな体を"、未来に生きる"大きな望みを"育む」です。人間尊重の精神を基盤に、優しい心を持ち、健やかな体を養い、未来に向けて大きな夢を抱くことが、生徒一人ひとりが成長するための基本です。

まず、「人間尊重の精神をもとに人を思う優しい心を」育むためには、思いやりや共感の心を持ち、他者を尊重することが不可欠です。自分自身を大切にすることで、他者を大切にすることができることを心に留めてください。また、優しさと思いやりが豊かな社会を作るために、日々の行動において他者に対する配慮を忘れずに行ってください。

次に、「命を守る健やかな体を」育むためには、健康的な生活習慣を身につけることが重要です。バランスの取れた食事、適度な運動、そして十分な睡眠を心がけましょう。また、身体的な健康だけでなく、心の健康も大切です。ストレスを感じた時は、周囲の人々や教員に相談することをためらわないでください。

最後に、「未来に生きる大きな望みを」育むためには、目標を持ち、その達成に向けて努力することが重要です。自分自身の可能性を信じ、困難に立ち向かう強さを持ってください。また、自らの夢や目標を追求するだけでなく、社会や地域のために何ができるかも考えてみてください。小さな行動でも、大きな変化をもたらすことができるのです。

さて、豊中市立の中学校では、生徒の健康負担や教職員の長時間労働を更に減らすために、平成30年より生徒の健康な成長と教職員の働き時間管理および健康管理を考慮し、平日の部活動をしない「ノークラブデー」を導入しています。

部活動の顧問について、教育委員会が示すように、全教員が部活動顧問を持っていましたが、部活動は教職員が自主的に行うものであり、部活動を担当するかどうかは教職員の自由意思によるものです。そこで、今年度より教職員が顧問を持たない、あるいは平日のみの活動を選択できるようにします。

本校が始まった38年前には7クラスあったものが、現在2クラスです。生徒数減による教員数も減っています。部活動の数を減少させ、1つの部活動に対する生徒数をあげる必要性を感じています。

そして、水泳部と陸上部の生徒にはすでに伝えていることですが、活動人数の減少により水泳部と陸上部の新規募集をしないことを決めました。ただし、現在、在籍している生徒がいる限り部活動は継続しますので、在学中はどうぞ安心して部活動に精一杯取り組んでください。

現在、教職員以外の地域の方で、部活動指導員や外部指導者の方に部活動指導をしていただいています。若干名、部活動指導員や外部指導者の枠があります。少しのお手当がありますので、知り合いで部活動の指導をしていただける方がおられたら、教えてもらえるとうれしいです。

 

教職員一同、皆さんが自己実現し、夢を追い求めることができるよう、全力でサポートしていきます。どうぞ、学校生活が充実したものになるように取り組んでください。

 

令和六年(2024年)四月八日

豊中市立第十八中学校 校長 山本 昌幸