廃棄本  廃棄本2  廃棄本3

図書館 旅立ち(写真1)

本のせ(背)後ろ髪(写真2)

旅立ちから 再生へ(写真3)

 廃棄本 ~さようなら 廃棄本  

 九中の学校図書館では、毎年約600冊前後の本を受け入れてます。生徒の皆さんからのリクエストや、学習や授業で必要な本、話題の本などを様々なジャンルから選んで購入して学校図書館の蔵書を作っています。しかし本を保存するスペースは限られているので溢れた本の行く末が気になるところです。

 後ろ髪を引かれる思いで  の瀬にゴロゴロ。学校司書の先生はまだまだ未練があった。台車いっぱいに本を山積みにする。心残りでゴロゴロだ。図書館から旅立つ(写真1)台車はどこへ行く?後ろ本を引かれつつ台車を引く先生の姿が目撃された。廃棄本お疲れさま(左写真)。

 図書館には毎年どんだけーと新しい本が入ってくる。その一方で長い役目を終える本も出てくる。たくさんの人に読まれ過ぎた本冥利に尽きる”老衰本”や、破れてもう修理ができない”敗れ本”、内容が古くて今の学習内容には合わない過去の”遺物本”まで・・・。例えばティラノサウルスは、新しい図鑑では羽毛がありその尾は地面と水平にピンと保った姿で紹介されているが、古い図鑑では爬虫類のような表皮で尾を引きずっている姿で描かれている。何十年も前の古い図鑑や百科事典などは(外見はきれいでも)、新しい発見や研究の成果が反映されていない。中学生が読んでも間違った知識しか呼んでこない。テストでは×になる。これでは学習に適さない。環境など現代の社会問題を扱う本も、古い本は役に立たないことが多々ある。だからゴロゴロなのだ。

 目を終えた本は「除籍と廃棄」 

 どこへ行くのか?まず「除籍と廃棄(リサイクル)」を行う。除籍とは、学校図書館の本としての登録を消すことだ。古くなった本は一旦「除籍」された上で再利用もされる。太宰治や森鴎外、夏目漱石などの皆さんにはまだまだ余生を活躍していただく。いくら古くても学級文庫として第二の人生が待つ。文豪の小説は今読み返しても色あせない。

 破れたり汚れたりしてもう読めない本や、保存に適さない本についてはもう、さようならしかない。また会う日はない廃棄処分となる。ゴロゴロと年の瀬に本乗せ(の背)後ろ髪(写真2)、資源ゴミ置き場へ向かい最後を看取る(写真3)。もう九中生に手にとってもらえないのか。廃棄本は、涙を流し(たようにみえ)トラックに積まれ九中を後にした。ごっほん!本当にもう会えないのか!ないこともないぞ、と残った紙がささやく。望みを捨てなければまた会える。彼らは、工場で溶かされ再生資源となってよみがえるのだ。新たな命を吹き込まれ、ルネサンス( Renaissance)だ。将来どこかの誰かに読まれる再生紙となって戻ってくる。カミ(ン)バック!廃棄本!また会えるその日まで。  古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようと14世紀にイタリアで始まり、やがて西欧各国に広まった運動(ウィキペディア)

 学校司書「除籍と廃棄(リサイクル)」はほとんど利用者の皆さんの目に触れることはありませんが、学校図書館をいつも新鮮で役に立つ本が揃った場所にしておくために欠かせない作業なのです。」

 年の瀬に 本の背見送る ルネサンス