樹木伐採 

 樹木伐採

 樹木伐採3

コナラの木に登る。(写真1)

枝を切る。(写真2)

枝を丸太にする。(写真3)

樹木伐採~ 夏休みの樹木伐採 

 中庭のテニスコート東側に竹林があります。コナラやアベマキ(どんぐり)などの自然林がひろがり九中生の憩いの場となっている場所です。そのブナの木の一本が夏休みに入って徐々に枯れ始め、ついに完全に枯れてしまったのです。原因は、カシノナガキクイムシにありました。 

 カシノナガキクイムシについて ナラ枯れは突然にやってきた。夏休みに入ってから用務員さんが、理科の先生に聞いた。中庭に生えている「コナラの木」が一本だけ茶色に変色し始めている。どうしてなんでしょう?まだ、秋でもないのに。理科の先生が、観察すると下に木くず(業界用語ではフラスという)がたくさん落ちていた。あっ!これはカシノナガキクイムシが原因だ。と即座に看破した。まだ1本だけであるが広がる可能性がある。4、50年たったブナ科の大木につくのだが、人間と同じで、身体が弱ってくると枯れてしまうのかもしれない。

 理科の先生は、教頭先生に報告した。カシノナガキクイムシは、大きな木(業界用語では大経木という)を狙う。食べごたえがあるからだ。カシノナガキクイムシの生態はおもしろく、雌の背中に菌を背負っているそうだ。金なら私たちも背負いたいものだが。雄は木に穴を掘って巣をつくり、雌がこの穴に卵を産んでこの菌を植え付けていく。子育てに関して役割分担をしているのだ。

 この時、雄は集合フェロモンを出し、他の雄を呼ぶ。この木は美味しいぞと。で、雄がいっぱい集まってきて穴を掘るので木は穴だらけ、そこにまた雌が菌を植え付けていく。もう木はたまったものではない。この菌はなんのためにあるのかって?よくぞ、聞いてくれた教頭先生。ご想像のとおり植え付けられた菌は卵からかえった幼虫のエサとなるんです。こうしてカシノナガキクイムシのリサイクル型社会が形成されていく。うまいことできている生態系ですな。

 樹木伐採 うまいことできている生態系ですなと感心している場合ではない。カシノナガキクイムシのリサイクル型社会を放置していたら、他の木にも広がる。それに枯れ木なら倒れる危険性もある。そこで、豊中市にお願いして最優先で伐採してもらうことにした。夏休みに入り、豊中市の職員の方に見てもらう。業者を手配していただく。夏休みの終わり、トラックやらクレーン車、チェーンソーなど準備万端ととのえ業者の方がやって来られた。

 コナラの木は、4階建ての校舎までの高さがある(写真左上 ざっと16m)。ぐいーーーん。業者の方は、脚立で登れるところまで登り(写真1)チェーンソーで枝葉を切っていく(写真2)。切った枝は、大木ではそのまま処理できないのでチェーンソーを使って丸太にされていった(写真3)。小さくされた丸太は次々とトラックに積み込まれる。コナラの木はみるみるうちに丸裸になっていた。これは、豊臣VS徳川の大阪夏の陣(1615年)における徳川の攻め方と同じだな。難攻不落の大阪城の内堀、外堀を埋めてから、本丸を落とすあの攻め方だ。枝を落とされ丸裸にされた大木は、ついに根元からチェーンソーでぐいーーーん!と陥落したのであった。跡には、直径1mの切り株だけが残った。

 さようコナラ カシノナガキクイムシ 九中自然林