たいこ1

 たいこ2

 たいこ3

A棟3階 進路の壁(写真1)

これがバケツ太鼓(写真2)

バケツ太鼓で練習(写真3)

たいこ4ドドドンドコストストドンドン

 A棟3階は3年生の牙城です。階段を上がった壁一面には進路に関するポスターがところ狭しと貼ってあり(写真1)、3年生は自分の進路を決める参考にしています・・・その壁の向こうには3年生の教室があり太鼓の音色が「ドンドコスットントン カカ ドコドン ウン カッ」と聞こえてきます(左写真)。

 弘法筆を選ばず ドンドコスットントン カカ ドコドン ウン カッ ドドドンドコストストドンドン♪ ドドドンドコストストドンドン♪ ドドドンドコストストドンドン♪ ドドドンドコストストドンドン♪ ドドドンドコストストドンドン♪ ドドドンドコストストドンドン♪ ドドドンドコストストドンドン♪ ドンドコスットントン♪ 7月22日、場所は台風が近づくA棟3年某クラスだった。台風に負けるかよと九中生徒会執行部が、文化発表会の太鼓演奏にむけてバチを天に突き上げていたのだ。

 太鼓チームのメンバーは執行部と3年生有志の12名で編成されている。太鼓は他校から借りてきて練習しているが足りない。そこでだ。練習用にとバケツで太鼓を作った。バケツをひっくり返しもうガムテープぐるぐるまきよバケツ太鼓である(写真2)。こんなんで叩けるの?音は出るの?そこは※弘法は筆を選ばないのだ。本当に上手い人は道具に頼ったりしない。先生はバケツを叩き生徒達の指導をする。 ※能書家の弘法大師はどんな筆であっても立派に書くことから、その道の名人や達人と呼ばれるような人は、道具や材料のことをとやかく言わず、見事に使いこなすということ。(故事ことわざ辞典)

 弘法も筆の誤り 弘法大師(空海)が応天門の題字を書いたとき、実際に取り付けてみると「応」の点をひとつ入れ忘れたことから、書道の大家の弘法大師ですら字を書き間違えることがある、だから誰だって間違いを犯すのさということなのだが、ここで話は終わらない。空海はこの入れ忘れた点を見逃さなかった。筆をえいっと投げるや点が見事に入りおう(応)となったのである。すごい人はやることもすごい!という意味でも使われるのだ。

 太鼓チーム一斉の練習は昼休みの15分間である。6月中旬から週四回は生徒会室で練習をしてきた。生徒会室は狭く暑い。15分でも十分汗がふきだす。そんな中でも和太鼓に魅了され、メンバーはのめり込んで練習してきた。さすが3年生と頼もしく思う太鼓部顧問であった。太鼓部顧問?(太鼓部顧問は実在しないがこの場面は部顧問が似合うので便宜上使用することにした)太鼓部顧問は、ドドドンドコストストドンドンと口伝えで指導し、生徒達は覚えていく。

 これは口唱歌といって、和太鼓のリズムの覚え方なのである。和太鼓では音符を『どん』『こ』などで表し、休止符を『うん』や『す』などで表す。耳でリズムを覚えていくのが基本になるのだ。一子相伝の技みたいなものだろうか。奥が深い。演目はリズムで聴かせる「揃い踏み」と力強さの「三宅太鼓」の予定である。太鼓部顧問は、弘法筆を選ばずであり弘法も筆の誤りとなり、バチを突き上げバケツ太鼓との攻防に向かう(写真3)。

 太鼓部顧問「出来映えは現時点ではまだまだですがこの夏休みしっかり練習し、文化発表会では皆さんに最高の音を届けられるようがんばります。」

太鼓のためなら