トイレ3  トイレ1  トイレ

3年4組の黒板(写真1)

誰がするトイレ掃除(写真2)

オレたちがいる(写真3)

      トイレ4   ~  卒業式物語~          

 卒業式その後に語られることがあります。卒業式が終わった後、3年の教室は、次の主が決まるまでしばらくお暇になります。黒板には、1年生が書いてくれた「ご卒業おめでとうございます」(写真1)のメッセージが元の主の残り香とともに・・・まだ残っています。今日、清掃の時間に3年元某担任は、教室横のトイレに佇(たたず)んでいました。3年生が去った後のトイレ掃除は、誰がしてくれるのだろう・・・。
 トイレの神様・・トイレに行くことを、昔の人ははばかりに行くといった。昔のトイレは水洗じゃなかったので、人に推薦できないしろものだった。ちょっと恥ずかしい。だから、トイレは今からいくぞと宣言して行くようなところではなく、人目を憚って行くので「憚り=はばかり」と言うようになったそうだ。トイレには、誰もいない。

 今は、トイレに神様がいる。♪トイレにはそれは、それはキレイな女神様がいるんやで。だから毎日キレイにしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで その日から私はトイレをピカピカにし始めた(トイレの神様」歌:植村花菜)♪とトイレに神様はいるのだ。九中トイレにもきっと神様がいる。・・

 人は、生理現象をもよおした後、はばかりに行けばホッとする。安心した表情で用をたす。極楽やら幸福やら安堵やらの様々な顔をして用を足す。トイレ以外ではおちおち安心して用がたせないのは、人口に膾炙している事実である。軽犯罪法1条26号でも、「街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者拘留または科料にする」と、規定されているのだ。立ちションをすると、逮捕される可能性もある。人はトイレで安心をえ、その場所はきれいであって欲しいと願う・・・。

 トイレはきれいであってほしい・・卒業生は思っているはずだ。私達が巣立ったあと、トイレの掃除は誰がやるのだろう(写真2)?担任の先生はさぞかし暇になるだろうから、担任の先生がやるのかな?・・・私達の面倒を見なくていいし。そんなことはない。残務整理、書類整理、来年に向けての準備などやることが、担任の先生には山のようにある。その合間をぬい、新しく担当が決まった2年生の生徒とともに元4組担任は、トイレにいた。尊敬する先輩の言葉を思い出す。「落ち着いている学校はトイレがきれいだ」学校でもお店でもどこでも、そこの「後始末」を担当する人がいる。なかんずく最も汚れるトイレを、きれいにする心が大切だ・・・どうせやるなら、すすんでやる、徹底してやる方が達成感もある、と。そこにきたか2年生男子2名諸君たちだ!「君たちには、卒業生の使っていたトイレを掃除してもらう。今日は、特にひどいところに挑戦だ。まず、私が手本を見せよう。」小便器の受け皿を火ばさみであげ、そこに洗剤と水をかけて磨く。簡単だ。ほら。やってごらん。これをすると臭いが確実に減るのだ。おぇーと臭いにえづきながら、目線を下げて磨く勇姿(写真3)に思う。きっと、この子達は、べっぴんになるだろう。トイレはいつでも神様がやって来られるRest roomになった(写真左上)。

 トイレ担当「トイレ掃除は、誰かが見ているからやれることではありません。誰も見ていないときにやるからさらに値打ちが出てくるのです。最高学年に上がる前に、しっかりトイレ掃除をして、この2人には、ああきれいにできてよかったと思ってもらえるように、一緒に掃除をしたいと思います。」

 落ち着いている学校はトイレがきれいだ♪