美術1  美術2  美術3

1年美術作品(写真1)

2年美術作品(写真2)

3年肖像画作品(写真3)  

 美術4 もう、宿題終わったか。

 ついこのあいだ始まった冬休みも、クリスマスだ!2014年が終わったぞ。2015年だ。正月だ!と全国各地で、あけましておめでとうの言葉、年賀状、メールが行き交い、めでたい、めでたいと思っていたら、まもなく終わりを迎えます。終わりを迎えても心配はいりません。冬休みの終わりは、おかえりなさいの始まりです。九中生が、学校に戻ってきたら、3学期がスタートします。

 冬休み 元旦。今年の元旦はかつてない大雪だった。「降る雪や明治は遠くなりにけり(中村草田男)」である。この句は、大学生だった草田男が、母校の小学校を訪問した時に詠んだ。その日は大雪だった。降りしきる雪の中佇む草田男は、時と場所の意識が空白となり、明治時代がもはや消えてしまったとの思いが強まったという。

 まさに、今年の元旦は、「降る雪や 2学期は遠く なりにけり」を思わせる大雪だった。今日1月6日、ときどきクラブで登校してきた生徒の姿を見かける。校舎内に響きわたる生徒の声も、まだ少ない。冬枯れの季節を迎え、窓から見える外の景色も何となく色彩に乏しい。2学期は、もう遠い昔である。しかし、年をまたいでも、放送室前廊下の一角だけは沢山の色彩で溢れかえっていた。

 降る雪や 2学期は遠く なりにけり 溢れかえっていたのは、2学期の美術の授業で制作した作品たちであった。壁いっぱい埋め尽くす。1年生は「ペットボトルのラベルデザイン」(写真1)、2年生は風景画(写真2)、3年生は肖像画(写真3)だった。3年生の作品は、その人そのもの、誰が見ても、リアル。あーあ、あーなるほどうり二つ!というぐらい似ている。1年生の「ペットボトルのラベルデザイン」も消費者の心をつかむ。こんなん欲しいという作品が四ツ切りサイズのケント紙にポスターカラーで仕上げられていた。

 教師T「生徒には、自分がオリジナル飲料を企画立案するデザイナーになってごらん。想像して作品を作ってほしい。」こう伝えてこの課題はスタートした。どんな相手に飲んで欲しいのか、その相手が好みそうな色のイメージは?市場に出たとき、その相手の心に届くキャッチコピーを考えよう。見慣れ過ぎた日常のものを自分が作り手となると、どんな苦労があるのか感じてもらいたいこともねらいの一つなんだそうだ。予め取り揃えておいた様々なペットボトルや缶入り飲料を見せた。生徒:「コーヒーは仕事で疲れたおっちゃんがよく飲んでいるイメージやな。CMでよくやっているやつ。」教師T「せやな、君らのお父さんたちもこれで一息入れてからまた仕事を頑張ってはるんやで。」

 そうだ、世界は誰かの仕事でできているのは世の常だ。「スポーツをしている人は、選手がそれを飲むとエネルギーがチャージできるようなものから考えてもいいね。」生徒はそれぞれに思いを巡らせながら、下書きに取り組む。こちらが思いつかないような奇抜なアイデアも飛び出す。虫入り炭酸飲料。チョコレート炭酸飲料。。。教師T:「虫入り??まぁ漢方薬と思えばいいかもいねぇ。。」「チョコレート炭酸?? うーん未知の味。。」味の検討はともかくにして、将来この経験をもとに、もの作りの仕事にたずさわる生徒が一人でもいたらいいな。。とほのかに期待をよせる、美術科教師Tであった。2学期は、まだまだ遠くなっていない。だが、3学期は、もうそこまで来ている。もう、宿題終わったか。

3学期は、もうそこまで来ている。きゅうちゃん