インスタントシニア  点字  点字2

くだりは こわい。(写真1)

点字をつくる(写真2)

みんなちがっていい。(写真3)

    

インスタントシニア体験   ~ あなたが、たより ~    

   I trust you!

 すいません、ちょっと自慢していいですか?今回は1年生のボランティア学習活動なんです。11月から黒柳徹子さんの「ボランティア はじめの一歩」を皮切りに1年生でボランティア学習を始めました。(11月14日  ROAD TO THE VOLUNTEER 参照 

 読み物教材として黒柳徹子さんが書かれた本を参考文献にして、「ボランティアとは、どんなイメージ?」「具体的にボランティアってどんなことだろう?」ということから学習し、昨日の5,6限各グループに分かれて体験学習を行いました。車椅子体験、インスタントシニア、アイマスク・白杖、手話、点字の計5グループに分かれて多くの講師の方から貴重な話や体験をさせていただきました。あなたが、たより。多くの生徒が実感してくれたと思います。ちょっと自慢の1年生たちです。    

インスタントシニアグループ・・・インスタントシニアは、眼科医の協力により開発した特殊な白内障を体験できるゴーグルを装着することで、一時的に高齢者になることができる。高齢化にともなう体の機能変化を体験できるのだ。なにかしら視野がせまい。字がぼやける。また、耳栓をし、綿の手袋をする、足首や手首におもりをつける。膝や肘にサポーターをつける。年をとるのはたいへんなのだ。こうして高齢者の身体的機能の衰えを体感することで、社会環境の問題点を発見する。1年生は、さまざままな道具を装着することで、一気に年を重ねた。

 高齢者になった1年生が歩き始めた。よろける。廊下を通りながら、講師の方が掲示物を指さす。「これ見える??」と聞くと「これは、読めるけど下の文章全然見えへん」と言っていた。当然見えているものが、高齢者には見えにくいことがある。近くじゃないと見えないので、みんな真剣にみつめる。階段だ。のぼりはそうでもないが、くだりは怖い!怪談や。おそるおそるステッキで確認する。(写真1)財布の中のお金をとりだす。あれ、落とした。うまくつかめない。手袋してるから当然だ。(左上写真

 階段を、ゆっくりゆっくり降りるお年寄りの方・・・切符を買うとき、高齢者の方が、切符をなかなか買えない・・・理由がわかったような気がした。そんなとき、あなたがたより!の1年生だった。(元気すぎる一年生は、ちょっとやそっと装着しても飛び跳ねる・・・が長くは続かなかった。)

点字グループ・・・「点字は、文章を横に打っていくんだ」(写真2)とか「わたしは」の「は」は「は」とはうたない「わたしわ」とうつのだ。「ようには」は「よーに」とうつ。などなど点字の基本を学ぶ。ふーん、そうなんだ。みな興味や関心を示す。点字体験のまとめは、金子みすゞさん。彼女の詩を点訳することに挑戦する。「わたしと小鳥と鈴と」だ。(写真3)早い人は、時間中に打ち終える生徒もいて、講師の方も驚かれていた。

 わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが、とべる小鳥はわたしのように、地面(じべた)をはやくは走れない。

 わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、あの鳴るすずはわたしのようにたくさんのうたは知らないよ。

 すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。 ・・・みな別々である。でもそれに優劣は無い。1年生、みんないい。 

みんなちがって、みんないい。

金子みすゞ