かろやかな跳躍 自己記録更新して全国へ。

 7月6日7日に大阪長居競技場で全日本中学校通信陸上競技大阪大会が行われました。この大会で、全国大会の参加標準記録(1m57cm)を突破すると8月19日から愛知で行われる全日本中学選手権に出場できるという大きな大会でした。 

 女子共通走り高跳びの部 3位   

 記録 1m57cm  2013.7.7

木下 夏緒選手(左写真 109)

 共通女子走高跳で木下夏緒さん(2年8組)がみごと1m57cmの全国標準記録を跳び、全国大会出場が決まりました。自己記録を塗り替えての銅メダル。日々運動場で走り、跳び、実力を発揮した人・・・七夕さまもしっかと見てくれたことでしょう。

 HP実況中継 1m51cm  もともと自己記録は1m50cmの選手だった。当日の調子もそんなによくなかった。それでも1m48cmまではコンスタントに背面飛びでバーをクリアしていった。が、自己ベストになる1m51cmの1回目は失敗。2回目の跳躍は惜しくも、抜き足がひっかかる。ここまでか、空を見上げる顧問。だが3回目の跳躍はタイミングがあった。自己ベスト更新だ。昨日までの自分を越えた瞬間だった。1m51cmを跳んだ選手はここまで5人。入賞は確定した。

 HP実況中継 1m54cm  続く1m54cmもまた未知の世界だ。今日の木下選手は違う。余裕がある。もしかしたら、54cmもいくかも。期待半分、予感半分の顧問であった。1m54cmの跳躍が始まった。わずかに体がバーに触れ2回続けて落とす。そうだ、まだ一度も跳んだことがないもんな。ここまできたらいいや、空をつかむ顧問。木下選手が、八の字まゆげになっている。緊張しているのだ。顧問「ダメもと、ベストがでているから大丈夫」とはげます。これで気持ちが吹っ切れたかどうかわからない。3回目の跳躍は再びタイミングがあった!越えた。見事自己ベストを更新。(らっしゃぁ木村!とは叫ばず)よっしゃぁ木下!えらい!と顧問は叫んだ。ここで残ったのは3人。銅メダルが確定した。   

 HP実況中継 1m57cm   長居陸上競技場に場内アナウンスが流れる。「次の1m57cmは、全国参加標準記録です。3人の選手にご注目ください。」顧問にまで緊張は伝わる。1m57cm。57cmだぞ。校長先生の身長ぐらい。校長先生を跳ぶ中学生って・・・どんなん。すごいな。跳んだらめちゃラッキーだろうな、全国は愛知だったかなとかなんとかおもいつつ1m57cm全国への道の挑戦がはじまった。木下選手にとっても未知の道。木下選手の跳躍順は3番目だった。一人目・・・・跳んだ、バーを越えた。どよめく長居陸上競技場、祝福の拍手がまきおこる。2人目、私も!の気持ちで跳躍した(と思う)・・・・跳んだ、越えた。再びどよめく長居陸上競技場、祝福の拍手が続く。迎えた最終跳躍者は九中木下選手、これで燃えないわけがない。前の二人がいったから『私もいくぞジャンプ』がこの場面ででるかもしれない。どよめきがおさまらぬ中、木下選手は助走に入った!助走をみた顧問A「いきおいがある」顧問B「あっ、いけたわ」。タイミングがあった見事な跳躍だった。背中からマットに落ちる、バーがかすかに揺れる。バーは落ちない。三度(みたび)自己ベストを更新した瞬間だった。さっきまでの自分を超えた瞬間だった。全国だ。おめでとうございます。 ※この後、全員1m60cmを失敗。試技の少ない順に順位が決定し3位となった。(右写真

顧問「跳んだ後、彼女が『とべちゃった』と飛び跳ねていました。本番に強い精神力とあきらめない心が今日の結果につながりました。春先にロイター板を体育科からいただき高さのある練習を繰り返しできたことが一番良かったと思います。」 

目標は他人から与えられても駄目。目標はいつも自分の中から生まれてくるべきなんだ。

タイガー・ウッズ