学力向上タイトル 「一人一台タブレットを活用して」

本時の目標  

 正方形を作図

 赤ペン先生

数学:本時の目標(写真1)

数学:正方形の作図 (写真2)

数学:作図の共有(写真3)

 大阪モデルは青信号が点灯し新型コロナウイルス感染状況は落ち着いてきました。学校の授業は?感染症対策を施して落ち着いて継続です。さて、12月3日(金)の数学の研究授業では、新進気鋭の先生が一人一台タブレットを活用して、スカイメニューの「発表ノート」を使った学習に取り組みました(下写真)。終了後、授業内容について教育委員会の方からもアドバイスをしていただきました。正方形を作図

 研究授業の目的 正方形とは何か考えてみよう?

 研究授業とは他の先生の前で自分の授業を発表する場である。その日に向けて計画をたて、※下学上達(かがくじょうたつ)し授業力の向上を図るのが目的だ。また、授業を参観する先生方にとっては自分の授業の参考にし、またアドバイスを授業者におくる場でもある。さて、今回はiPadに入っている「発表ノート」を使って作図した図形(正方形)を共有し、描き方を発表するという授業展開である。※下学上達・・基本から学び、やがて真理に達すること

 iPadを使って授業の「共有」 教科書は”未来へひろがる数学1”の5章 平面図形である。未来の可能性を広げるには正しい方向に進むコンパス(磁石)が必要だが、数学においては違うコンパスを使う。コンパスと定規だけを用いて一定の条件を満たす図形をつくることが作図だ。定規は2点を通る直線をひく道具として使いコンパスは円をかいたり長さを写し取ったりする道具として使う。担当者は思う。「数学的な表現を用いて筋道立てて説明する活動を大切にしていきたい。そのため論理的に考察し表現する力を高められるような班活動を設け、言語活動を取り入れながら正方形の作図に迫りたい」。写真に残す
  本時の目標は、「正方形の作図・・・これまでの基本的な作図方法を利用して正方形の作図方法を考えることができる写真1」だ。正方形とは何か?をまず考えた。「4つの辺の長さがすべて等しく、4つの角の角度がすべて等しい四角形のことだ」、と生徒達は共有する。では正方形の作図方法を考えノートに作図してみよう写真2。個人で考えペアで共有する。その後、スカイメニューを使用し全体で共有していく。iPadにあるスカイメニュー「発表ノート」を各自が起動する。各自が作図した正方形をiPadのカメラで撮影した(右写真)。カシャ!撮影した画像は、「発表ノート」 に児童、いや生徒のiPad に自動で貼り付く。「発表ノート」の特色ある機能である。貼り付けたら先生のiPadへ提出だ。集まった正方形はグループワーク機能を用いて全体で共有した。無作為に選択された生徒の作図作品が大型モニターに投影された。指名された生徒が画面上、赤ペン先生となって描き方を語る写真3。そんな正方形の描き方があったか!

  担当者「 ノートに書いた作図を”発表ノート”を使用し提出することで、他の人の作図を視覚的に確認できるようになりました。今までできなかったことです。必要に応じて一人一台タブレットを使っていきたいと思います」

 赤ペンで 謎なぞりつつ  発表ノート♪