iPadの使用ルール  タブレットを触る  タブレット操作

iPad:使用のルール(写真1)

iPad:とにかく触る(写真2)

iPad:調べてみよう(写真3)  

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令されゴールデンウイークに入ります。大阪の感染者数も気になるところですが、ここで気を許すわけにはいきません。気を許すのは、国の GIGAスクール構想(一人一台タブレット)により、豊中市に配置していただいたタブレット端末です。2、3年生は昨年度配付したiPadを持ち上がりで、1年生の分はようやく本日配付を完了したので、GW中はお家で触っていただきます。タブレットはインターネット環境の影響を受けない携帯電話の通信回線を利用できるモデル(4G LTEモデル )で、ICTを活用した学び方改革を推進します。iPadを使って

 iPadを配付するにあたって(1年生)

 GIGA スクール構想は全小中学校 1 人 1 台タブレット端末を整備し、ICT を活用した学び方改革を推進するものである。文部科学大臣「・・1人1台端末環境は、もはや令和の時代における学校の『スタンダード』であり、特別なことではありません。これまでの我が国の150年に及ぶ教育実践の蓄積の上に、最先端のICT教育を取り入れ、これまでの実践とICTとのベストミックスを図っていくことにより、これからの学校教育は劇的に変わります」

 学校教育は劇的に変わりそうだ。今の九中生はなんといっても「Z世代」である。Z世代とは日本では1995年ぐらいから2012年頃に生まれた世代を指す。Z世代の由来は諸説あるが、アメリカ合衆国での世代の呼び方からきている。1965~1980年頃に生まれた世代が「ジェネレーションX」とよばれた。アルファベット順でXの次がYであることから、この後の世代が「ジェネレーションY」、さらにその後の世代が「ジェネレーションZ」と呼ばれる。Z世代は生まれた時からデジタルネイティブ世代であり、スマホネイティブでもある。だからこそ、タブレットはこの世を渡っていくうえでかかせない「令和の文房具」となっていく。

 令和の文房具を配付・・・卒業まであなたのもの(写真左上)。

 タブレットはあくまで学習に役立てるための道具である。使い方によってはSNSへ個人情報流出など”悪魔”の道具ともなることをZ世代は知っている。だが知っていても「安心・安全・快適」に活用する上で確認しなければならないことはいっぱいある。使用のルール(写真1)を知る。(・学校活動と家庭だけで使用します。・学習に関係のないウェブサイトにアクセスしません。・他人に貸してはいけません。・個人情報をあげません。・相手を傷つけたり、いやな思いをさせたりすることを絶対に書き込みません。・先生が許可したときだけカメラを使います。等々)である。担任からパリーン(画面割れ)をしないためのルールが語られた。すべてのルールには理由がある。乱雑に扱ったらどうなる。落としたらどうなる。「パリーンと割れる」そう、画面がパリーンと割れると使えなくなり悲しい。家庭学習で必要になるかもわからないからこそ、「使用上のルール」を守ってね。説明後、電源キャビネットの鍵が開けられた。ジャーン♪と音楽は鳴らなかったが、生徒たちの胸は鳴った。

 一人一人にiPadが配付される。落としたらいけないので両手で受け取り自席に戻り机に置く。「触っていいよ」。あっという間に40台のiPadが稼働した(写真2)。さすがZ世代である。プログラミングをしだす生徒、グーグルマップで自分の家を探す生徒、ヤフーで検索する生徒・・・(写真3)。わからなくともZ世代はとにかく触る。案ずるより生むが易し。iPadは使い方によっては学力向上の武器になるに違いない。1年生は今日お家に持って帰る。GW中学習手段の階段を一歩踏み出した。卒業まであなたのものだ。

学習手段 登る階段 タブレット