学力向上タイトル 「STF学習(主体的で対話的で深い学び)を目指して」

千里 九「音楽の合唱って社会に出て役に立つのか?苦しい時つらい時、きっとあなたを奮い立たせてくれます」

 録音!

拝啓 この手紙♪ 

 「手紙」練習

音楽:「手紙」録音(写真1)

音楽:「手紙」再生 (写真2)

音楽:もう一度合唱♪ (写真3)

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言は延長中ですが、学校教育活動は感染防止を徹底して継続しています。さて、教科の中でも特に制約を受けているのが音楽科です。九中特色ある行事「3年生合唱コンクール」は緊急事態宣言中に組まれているのでやめておいたほうが・・・しかし中止にはしたくありません。例年通りの体育館ではおこないませんが、現在各クラスの合唱を録画して鑑賞する「合唱コンクール」の準備を進めています。音楽 「手紙」練習

 合唱コン「手紙」は歌えるのか? 

 音楽の授業は苦境に立たされている。同じ方向をむいて行い対面はしない。歌唱時はマスクを着用し、可能な限り(1m以上)距離をとっている。音楽室では常時換気を行い、マスクを外す時間を可能な限り短くするなど創意工夫をする音楽科だった。緊急事態宣言が出る前から、3年生は2月24日の「合唱コンクール」を目標に練習を続けてきた。今その練習は佳境にせまっている(ハズであった)。

 合唱コン課題曲「手紙」は歌う。

 気になる合唱コンクールの行方・・・拝啓 この手紙読んでいるあなたが幸せなことを願います♪幸せになれるのか?「手紙」は歌えるのか?2月16日、とある3年6組の授業では、歌えると信じて今日も練習だ(左上写真)。合唱の授業においてはソーシャルディスタンスをとりつつ、マスクをして、みんなが同じ方向を向いて歌うことが推奨されている。隣の人と距離をとって歌うので、隣の人の歌が結構聴こえない。聴こえないのはちょっと不安。全体がどんな感じになっているのかもわかりにくい。そこで登場するのがICレコーダーであった。最小のICT機器といっても過言ではない。電子黒板が導入される前から音楽科では「ICT」を活用していた。これが結構使える。

 「手紙」合唱を録音する(写真1)。歌い終わった後聴いてみる(写真2)。気になるところがいろいろと出てくるじゃないか。これを踏まえて作戦会議だ。大きな声が出る人はどうする?後ろに置いてみたらどうだ?立ち位置も重要だ。今日の出来栄えを先生が訊く。「最初は強弱ついてるけどだんだん戻ってくるので気を付けないといけないかも」「拝啓、の入りをもっと柔らかく入ったらいいと思った」「息つぎがおくれてる」「息がもたないところがある」「音程の自信がないせいで小さくなっちゃたかも」気になる見方がたくさん出てくる。レコーダーは合唱の”味方”だった。

 気になるところを細かく詰めていこう。気になるところを意識しもう一回歌う(写真3)。耳をすます。最初と比べるとずいぶん変わった。録音の成果が出た。合唱コンクールへロックオンだ!

 担当者「 合唱コンクールは実施します。本番までもうちょっとです。何事もなければ、22日と24日に収録をおこない、26日6限に各クラスへ配信する予定です。方法は変わっても合唱を通して”心を合わせ卒業を迎える”ことには変わりありません」

 この手紙 録音終えて 進化する♪ 26日6限合唱コン配信