植物観察  玉虫救出  植物のインテリア

 園芸部:植物観察(写真1) 

園芸部:玉虫救出(写真2) 

園芸部:植物のインテリア(写真3) 

 多くの蝉が一斉に鳴きたてる夏はまだまだ続きます。ミーンミーン見てや。見てやといえば植物観察です。園芸部ではこの夏、恒例の夏野菜の収穫とは別に理科の飯島先生をお招きし、いろいろな植物を観察しました(写真1)。手元のボードでイラストを描きながら、植物の特徴を楽しく教えていただきました 。(本文は園芸部通信7,8月号参考)

きゅうりの収穫

 夏野菜の収穫 園芸部 土を耕し 夏野菜~

  夏野菜といえばまずトマトである。リコピンも豊富な健康野菜だ。トマトの原産地は南米の高地だから、水はけがよい土で、日光がよく当たる場所を好む。乾燥気味のほうが甘くておいしいトマトになる。6月末から花が咲きだし、赤く色づいていく。園芸部の畑でだんだんと色づき収穫を心待ちにしていたとある日、初なりは無残にもかじられ土の上に転がっていた。誰の仕業だ!カラスか、アライグマか・・・。そこであわてて、防鳥ネットで下から上まですべて覆った。九中周辺は北摂の自然に恵まれた場所である。アライグマやカラスだけでなく、さまざまな訪問者が現れる。

 あれっ?トマトにかけた防鳥ネットに虫が引っかかっていた。虹色に光る体(背中側だけでなく腹側も)美しい。タマムシだ。タマムシは非常に神経質な昆虫なので、そっと防鳥ネットから救出し(写真2)、自然に返してあげた。タマムシの恩返しか、その後は被害に合うことなく、トマトを収穫することができた。それにしても、収穫にたどり着くにはさまざまな苦労がある。

 キュウリの収穫は7月末におこなった。キュウリもカラスの大好物なので、狙われないようにしなくちゃ。ということで半分ほどネットで覆う。キュウリはつる性なので、全部覆ってしまうと、つるが巻き付いて世話が大変になるからである。梅雨の終わりにたくさん雨が降った。おかげで、大きなキュウリを何本も収穫できた(左写真)。猛暑の前に大きな果実を収穫できたのは良かった。良かった。

 夏植物のインテリアづくり 多肉植物を使って~

 熱中症が心配!なのは運動部だけではない。園芸部にとっても熱中症は避けてとおりたい。今年も8月に入ってから、大変な猛暑がやってきた。猛者ぞろい?ではあまりない園芸部員たち。そこで屋内活動に切り替えた。思い切って、観察会、水やりと収穫以外は活動場所を理科室に移して多肉植物のインテリアを作ることにしたのだ。多肉植物は今、ちょっとした心を癒やすブームにもなっているし。

 ブームに乗ろう。多肉植物は性質も種類も千差万別あるが、肉厚な茎や葉に水を貯めることができる。乾燥に強い。だから管理は比較的簡単、栽培も容易である。まずは植木鉢をつくった。空き缶の底に穴をあけて、ミルクペイントを塗ればすてきな植木鉢に早変わりだ。ペイントがのりにくい場合は、マルチプライヤーという透明なニスのようなものを先に塗っておく。多肉植物は、エケベリアやクラッスラの仲間の植物を寄せ植えにした(写真3)。光合成をして生きているので、窓際の明るい場所に置いてあげてね。

きゅうりもぎ 苦労の日々を もぐもぐし