PK 試合開始 表彰

準決勝:決勝への道のり (写真1)

決勝:試合開始(写真2)

 決勝:表彰式(写真3)  

 豊中総体 サッカー部「夏物語」です。3年生が7月下旬からスタートした豊中市総合体育大会A部門で準決勝を勝ち上がり、7月30日の決勝へと駒をすすめました。決勝の舞台は豊中市マリンフードサッカーグラウンド、相手は豊中市立第八中学校でした。蝉がけたたましくなる中、キックオフです。豊中総体 決勝

 豊中総体A部門  ~準決勝~

  準決勝を突破すれば決勝の舞台が待つ。相手校の選手とともにグラウンドの準備をし、2年生にも試合の展開によっては大抜擢もあり。出場機会ありと言ってあった。前半開始、10分ごろであった。ゴールから少し離れたところでのフリーキック。ゴール前にパスか?いや、直接ゴールを狙うか?よし・・・「ピーッ!」審判の笛の音がグラウンドに響き渡る。キッカーは九中の久保田?、直接ゴールを狙う選択をした(写真1)。蹴った!~!うなるボールはまっすぐにゴールへと突き進む。キーパーの手をかすめゴールネットを揺らした。先制点だ。スロースターターの九中が前半に有利な戦況になることは少ない。やった。後半戦は抜擢した2年生も活躍、さらに追加点を重ね、3-0で準決勝を突破した。

 豊中総体A部門決勝へ ~蝉時雨 止めて止められ PK戦~

 吉岡総監督「君たちは今日で引退です。最後の試合は豊中総体A決勝、最後の試合にふさわしい舞台だと思います。公式戦は結果にこだわると何度も言ってきましたが、今日は何より3年生11人で試合できる最後の試合を思う存分楽しんでもらいたいです。たくさん走り、良い声かけをし合って下さい。去年の今頃、新チームがスタートしたときは・・・君たちはとても強くなりました、自信を持って下さい。前半の入りが上手くいかなくても、それはいつも通りです。後半に巻き返せるからあきらめずに戦いきって下さい。」

 蝉はボールを蹴らないが、”けった”たましく鳴るなか決勝は3時20分キックオフとなった。いよいよライバル八中との試合が始まる。相手にとって不足なし。選手たちはグラウンドに整列し大きな掛け声とともに一礼をしグラウンドへ飛び出せ青春し、円陣をくんだ(写真2)。笑顔の選手一同。よし、いける。まず九中は西側コートを守り、東側へ攻め込まなければいけない。風は追い風である。なんとか先制点を奪っておきたいところだ。相手は守備に6人を配置する。ほぼ敵陣でパスをまわし優位にゲームをすすめた。20分過ぎコーナーキックから相手のオウンゴールを誘い出し待望の先制点を奪った。前半を1-0で終えた。作戦タイム。さぁ、ここから正念場だ。監督の叱咤激励がとぶ。「シンプルにシンプルに難しいことはいらん。楽しんでこい、ラスト30分やり切るぞ!」後半戦はサイドを入れ替えてキックオフ。攻める八中、虎の子の1点を守る九中という流れになった。PK戦へ

 お日様ジリジリの中、時計の針もジリジリ進む。20分が過ぎ25分。後5分守れば優勝だ。しっかりとパスをカットし守る。ところが、一瞬の隙をつかれ、ゴール前で相手フリーキックを与えてしまう。まずい。この位置のフリーキックは危険だ!危険は当たった・・・。1対1!そのまま前半5分後半5分の延長戦にもつれこんだ。分厚い攻撃で行くぞ!走り負けるな!両者一歩も走り負けず無得点で優勝の行方はPK戦へ(右写真)。PK戦とは規定の試合時間を終了して決着がつかなかった際に行うものである。PK戦は決めると決める!はずすとはずすという緊張した展開になった。両者一歩も譲らない。しかし最後勝利の女神は相手に微笑む。だが、準優勝は誇っていい(写真3)。優勝という宿題は2年生に託された。

空蝉の つながるパスが ゴール打つ