竹林  収穫した芋  土壌整備

 竹は地下茎で増えていく(写真1) 

収穫物 サツマイモ(写真2) 

秋に鉢植えしたチューリップ(写真3) 

 学校では多くの頼りにして欲しい「おたより」を発行しています。世間によく知られているのが全校だよりや、学年だより、学級だより、図書館だより、保健だより。。。等です。しかし世間一般には知られなくとも隠れた人気通信があります。不定期に発行している園芸部通信です。今年度は1年生がクラブ見学に来る日に合わせて4月号を発行しました。タケノコ掘り

  園芸部通信 ~タケノコ掘り

  園芸部通信に筍(タケノコ)掘りの写真が掲載された(左写真)。「九中の片隅に竹林があります。竹は地下茎で増えていく(写真1)ので、手入れをしないと、すぐに荒れ果てた竹林になってしまいます。うっかりしていると、園芸部の畑のところに地下茎を伸ばしてくるので、毎年、タケノコを収穫して畑が侵食されないよう努めています。」そうだったのだ。園芸部では、旬(しゅん)になるとねばり強く節目のある人間になるぞ、とタケノコを収穫するのだが実はもうひとつ理由があったのだ。筍は地下茎で増える。放っておくと、竹に凌駕されてしまうからなのか。園芸部の安心、安全のためタケノコを掘る。

 収穫したタケノコは部員の家庭の食卓に並ぶ・・・旬な筍(タケノコ)は上手い。余談だが、旬(しゅん)とは食べ物がおいしく食べられる時期をいう。「旬」の漢字の上に竹がのっかると「筍」になる。これはタケノコの成長が早く10日(旬)で竹になるといわれるところからきているそうだ。九中の校章は知る人ぞ知る竹の葉をモチーフにしている。”旬と筍”はしなやかにつよい園芸部と良好な関係で結ばれている。

 園芸部顧問「タケノコを掘るには根気強く、周りを掘ります。早めに上を折ってしまうと、先の皮の部分だけが取れてしまうからです。それで、地下茎から分かれているところまで掘り下げて、タケノコを地下茎から断ち切るのです。」

 1年生部員大募集 園芸部 土を耕し 夏が来る~

 園芸部通信は語る・・・命が芽吹く春が巡ってきました!この通信を出すのも久しぶりとなりました。実は去年の9月の台風21号によって園芸部の畑は大きな被害に見舞われました。台風の被害を受けるまでは右の写真のように畑の半面を覆う大きな防鳥ネットがあり、カラスやアライグマなどからの被害を防いでいました。ところが台風21号の猛威でネットを支えていた柱が折れ、ネットも破れてしまい、片づけざるを得なくなりました。それでも部員はできるだけ、鳥や動物の被害にあわない、サツマイモ(写真2)やウマイナなどの菜っ葉を栽培し、タマネギやニンニクを植えました。去年度よりも栽培できる品種は限られてくると思いますが、冬は土づくりに精を出し(写真3)、この春からまた、本格的に始動です。この間は新1年生に向けてクラブ紹介も行われました。植物を育てることが大好きな、自然が大好きな新入部員を心待ちにしています。

 園芸部顧問「『すべての物事は”自分”中心に回っているわけではない。』ということを自然から学ぶことで人は謙虚になれるのではないでしょうか。自然とともにクラブ活動をしたい人は是非園芸部を見に来てください。」 

タケノコが 見守る我ら 今が旬