エントランス  乳製品模型  見学ストリート

 エントランス(写真1) 

講義室入り口(写真2) 

HPより 見学ルート(写真3) 

 家庭科部では、毎年夏休み企画の一つとして体験に出かけています。今年は「”ヨーグルト”について学ぼう」を実施しました。25日朝、満員電車で難波まで行き南海本線に乗り換えて貝塚まで、そこから東口バスターミナルより水鉄バスに揺られ明治関西工場前下車、徒歩1分の「明治なるほどファクトリー関西」へ総勢21名で向かいました。明治なるほどファクトリー関西

 明治なるほどファクトリー関西 

 家庭科部恒例の夏休み社会見学である。今回の目的地は、「明治ファクトリー関西工場」だ。酷暑のなかを見学かと思いきや、さすが海のそば(埋立地です)。風が心地よい。心なしか暑さがましに感じた。向い側には関西国際空港が見えるオーシャンビューだ。敷地面積は甲子園球場5つ分という広さである。その中に、ヨーグルトの生産ライン、アイスクリームの生産ライン、そして経口食品の生産ラインの3つの工場があった。家庭科部はそのうちヨーグルトの生産ラインを見学させていただいたのである。

 ヨーグルトの生産ライン工場入り口ではオリジナルキャラクターがお出迎えをしてくれた(写真1)。階段を上るとわくわく楽しい工場見学のスタートだ。おいしい牛乳のレプリカ(写真2)前で、はい、ギュウ-ニュー。

 工場見学体験  ~ひろがるヨーグルトの世界~

 ヨーグルトの奥は深い。まず座学である。映像を使いながら講義をうけた。わかりやすい映像で、ヨーグルトや原料になる牛乳のことを楽しく学んだ(左上写真)。もちろんヨーグルト製造に関しての”講義”であるが、残念ながら工場見学ルートは撮影禁止だった。撮影禁止でも誰も”抗議”をしない。

 基礎知識をえて工場見学に移る。ヨーグルトを作るためには、乳をしぼるための牛を飼っている牧場や、えさからきちんと管理されているのを知った。厳重に殺菌されたものを使っているというお話に頷く。なるほど。食の安全を第一に考えているのがわかった。見学通路(写真3)からはさまざまな製品の製造工程を見ることができた。工場内では入荷してきた元乳の目に見えないほど細かいゴミまで取り除く。各部屋では衛生レベルによって床の色が違っている。分離を防ぐために乳のなかのクリームを細かくし、工場の中で増殖させた乳酸菌を加えてヨーグルトをつくる部屋がある。できたヨーグルトを容器に詰める部屋がある。ヨーグルトの世界に入ってきたような不思議な空間だった。

 一通り見学が終わった後、R1ヨーグルトのドリンクをいただいた。これを飲めば夏風邪をひかない?さてここでクイズを3問出題である。第1問:ヨーグルトは何年前から存在したでしょう?(A:150年前、B:500年前、C:5000年前)第2問:ヨーグルトの味に酸味(すっぱい味)があるのは何を混ぜたからでしょうか?(A:お酢、B:乳酸菌、C:果物) 第3問:ヨーグルト大さじ1杯(5ミリリットル)中には何個の乳酸菌が含まれているでしょうか?(A:5000万個、B:50万個、C:5000個)考えてみるとなかなか難しい。 正解は 第1問目はC。古代エジプトの文献にヨーグルトに関するものがあったらしい。第2問目はB、 これはわかる。第3問目はA。1ミリリットル中1000万個以上乳酸菌が含まれるのがヨーグルトの定義だそうだ。普通は1ミリリットル中1億個以上は含まれている。 すごく良い勉強になった家庭科部であった。

 顧問「普段学校ではできない体験ができとても有意義な時間となりました。成長の夏です。これからも体験を重ね家庭科技術を向上させ元気よく活動して欲しいと思います。」

 乳酸菌 口にひろがり 夏が来た