学力向上タイトル 持統天皇:春過ぎて夏きにけらし白妙の~ はい!

千里 九「机にドン!百人一首の極意は上の句と下の句が結びつける記憶力と体を動かす瞬発力である。」

 初氷

チャレンジテスト国語から 

 持統天皇

グランド凍結(写真1)

 チャレンジテスト(写真2) 百人一首「チャレンジ」

 先週の木曜日、九中は全学年テストでした。朝からグランドに氷が張る中(写真1)、1、2年生は「チャレンジテスト」、3年生は自らの進路に向け第4回実力テストにチャレンジです。チャレンジテストはあくまで自分の力を確かめるテストですが、どの教科も考える力を問う問題が鮮明となっていました。百人一首大会

 チャレンジテスト

 「チャレンジテストの目的は、大阪府教育委員会によると、府内における生徒の学力を把握・分析することにより、大阪の生徒の課題の改善に向けた教育施策及び教育の成果と課題を検証し、その改善を図る。・・・・そのような取組みを通じて、学力向上のためのPDCAサイクルを確立する。」九中においても1月11日1限国語から実施された。

 2年生にとっては未知の道”連続5つのテスト”だった。例年なら3年実力テストで経験する連続5つのテストを、2年生は体感する。1限国語のテストから5限英語(1年は3限まで)まで自分の力を総動員し、問題に立ち向かった。すべての教科で文章を読ませるぞ!圧倒される問題文を読んで必要な答えを考え探し導く。持てる力を総動員だ。なにせチャレンジテストの問題自体は普通なのだが直球が少ない。チャレンジテストはまず問題を読み解く力を求めているのだ。

 2年百人一首大会 

 読み解き考える力を育てるには?国語力の根幹を太くし考える力を育成していく必要がある。国社数英理とチャレンジした翌日の2年生は”ドン”だった!迫りくる顔。伸びる右手が”ドン”。と言っても壁ドンではない。机ドンである。班対抗「百人一首」大会にチャレンジしていたのだ(写真左上)。下の句が詠まれる前に「ハイ!」という威勢のいい掛け声と共に机が”ドン”! 自信を持って手のひらで机を叩く。その下には、あなたに取って欲しい札が一枚隠れていた。はー、俺の真ん前にあったのに。ため息とどや顔が交差する。百人一首の極意は二つあり。上の句と下の句が結びつける記憶力と体を動かす瞬発力なのだ。これらを合わせもった人が栄冠を勝ち取る。 

 とある担任は札を詠んだ。句の前にヒントあり。「次は女の人」、「なんとか法師さん」、「なんとか式部さんから」、「次は関白太政大臣さんです」と句を詠む前に”ドン”!もあるあるヒントに耳を研ぎ澄ます。「私も知ってる有名な句いきます。」言った。「秋の田の~♪」。”ドン”!「(自答・地頭・持統)天皇さんからは、春すぎて~夏来にけらし白妙の~衣ほすてふ天の香具山~」”ドン”!ばしっ。ひとつの札に狙いをつけ取る。札をとった(写真3)。実は来週国語科で「百人一首」のテストがある。国語便覧に掲載されているうちの50首がテスト範囲であった。その50句が詠まれると”ドン”!のスピードがあがる。最後の1枚が詠まれ各班の優勝者が決まった。

戌年に 知識を蓄え 机ドン