サーブ  トス アタック  アタック!

排球部 サーブ!(写真1)

 球部 トス!(写真2)

 球部 アタック!(写真3)  

 排 男子  男子排球部3年生最後の「夏物語」です。3年生は練習の集大成となる豊中総体が7月30日に行われました。初戦突破はなりませんでしたが、初心者から始めた3年48期生は、いつしか「バレー(排球)が大好きと心が叫びたがってるんだ!」という気持ちでこの日を迎えたのです。いくぞ!円陣全開! 

 悔しさの向こう

  思い起こせば7月30日に行われた豊中市中学校総合体育大会Aの部である。この日は3年生の引退試合となった。ユニフォームを着るのは今日で最後かもしれないが体育館で練習をした日が懐かしい。(石川・富山・福井)啄木は歌う。”ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな” 生徒たちは啄木を知らないだろうが、卒業していつか九中体育館で練習した日々を思い出し、体育館に感謝する日も来るだろう。

 なんとしても1回戦は勝ちたい。3年生に緊張が走る中、試合は始まった。1セット目の出だしは緊張からか足が動かない。しかし徐々に固さがとれてきた。レシーブ、トス、レフトからアタックが決まった!少し笑顔が見えてきた。いけるかな?1年生、2年生の応援にも熱が入る。・・・点を奪い奪われつつも離されてしまった。悔し涙が頬を伝う。3年生は試合後のミーティングで次期キャプテンと副キャプテンを決め、後輩たちへそれぞれの思いを語った。悔し涙は後輩が受け止めた。

 なんとしても勝ちたい

 3年生の先輩が引退し新チームとは2年生7人1年生3人の合計10人である。今まで3年生を含め21人だったのでコートが狭く感じたが、10人となればコートが広い。3年生の存在感は大きかった。

 初めての公式戦は8月23日におこなわれた。豊中市中学校総合体育大会Bである。第一試合の相手は九中と同じく2年生が中心としたチームだった。試合の序盤はお互い譲らぬ。点を取り合う。九中は何度も練習したスパイクを打っていく。「レフト!!」「センター!!」打つメンバーが声を上げる。センターからのスパイクがコートに突き刺す!決まった!出場した1年生もいいところでサーブを決めた。結果、九中が2セットを取り1回戦を勝ち取った。公式戦初勝利!

 2回戦は練習試合では負けていた相手だ。公式試合ではなんとしてでも勝ちたい。顧問もより気合いが入る。1年生の応援にも(当然・当選・自然)力が入る。相手からのサーブで試合が始まった。リベロがアンダーで取りセッターがトスを上げる、センターがスパイクを打つ!決まった!さい先いいぞ。好調な滑り出しだ。このままいけ!・・・残念ながらこのままは行かなかった。2セット目も粘ったが負けてしまった。

 課題の残る試合であったが収穫もあった。自分たちのバレーボールが試合中に出来たとき、”楽しい”と感じられた。楽しい境地に達する、素晴らしい。次は9月3日の秋季大会だ。

 顧問「まだ新チームで始まったばかり。勝負どころで決められるよう後悔しないよう、練習を頑張っていこう。」

かみしめる サーブに込めた 熱きプレー 新しい風 吹きはじめる