学力向上タイトル 「ミニトマト見にいこう

千里 九「もぎたてトマトに味塩振って・・・がぶると美味しいというのは人口膾炙(かいしゃ)している事実である。」

 トマトの観察  トマトの観察2  トマトの観察3

 tomatoスケッチの時間(写真1)

tomatoの摘芽を指導する時間(写真2)

tomatoの成長を記録する時間(写真3)

PTA花植 栽培&花植えの技術   

 6月2日の午前中、九中正門前や生徒玄関の辺りは大人やら生徒やらで賑わいをみせていた。正門前では技術の実習「ミニトマトの栽培」、生徒玄関前では、九中生を応援しようとPTA施設委員会が中心となり花壇に「花植え」をしてくださった。

 トマト実習 3年生の今頃の技術の時間はトマト栽培である。トマトといえばリコピンがいっぱい!デコピンなら痛いがリコピンは抗酸化作用があるので健康にいい。そこで、今年も医者いらずのミニトマト栽培をおこなっているのだ。今朝はひんやりしていたが、3限目ともなると気温もぐんぐん上がるなかでのトマト実習だった。ミニトマトをミニいこう!

 トマトは今ぐんぐん成長期である。少し目を離すと離さなくてもだが、あっという間に大きくなっていく。まっすぐ成長するだろうかと不安げな顔になるトマトがあっても不思議ではない。寄り道や回り道をするトマトもいるぞ。そこらあたりは生徒もトマトも一緒なのだが、生徒には精神的な支柱となる保護者や先生がつき生徒指導をおこなう。トマトたちにもトマト指導をする支柱が欲しい。

 そこで今日の授業は「支柱をさす」であった。支柱とトマトの茎をヒモで優しく誘引する。誘引とは植物の茎が、風や葉や実の重さで倒れないように、葉と葉の間の節間と支柱をヒモなどで結ぶことをいう。倒れないようにきつく結んでしまうと茎がしまって養分が上にいかず上手く育たない。年頃のトマトには微妙なさじ加減がいる。支柱をたて誘引をした後は、かん水(水やり)とスケッチの時間(写真1)が待つ。肥料の与えすぎや摘芽についての説明もおこなった(写真2)。

  成長の記録を毎日とっているとトマトの成長速度に驚く(写真3)。「昨日まで実がなかったのに・・・!」「久しぶりに来たけどめっちゃ伸びてる!!」など反応も多種多様だった。土が雨で流されてしまった鉢には土を追加する。水をあげても元気がない人には肥料を追加する。トマトを美味しく食べるためには、ほっとくのもいいが毎日成長を見守るほうがいい。

 「PTA施設委員会」花植え その頃九中生徒玄関前ではフラワーロードの準備真っ最中であった。土壌整備は前回やったので、あとは植えるだけ。今回は、マリーゴールド、サルビア、ベゴニア、ペチュニア、日々草、インパチェンスの6種類のお花を用意し生徒玄関前を花畠ロードに変えた(右写真)。

 10時半、いよいよ九中の精神的支柱「メッセージボードきゅうちゃん」に挑んだ。花植えボードの両側に花が備われば鬼に金棒、誰の目も和ませることができる。PTA施設委員、事務の方・用務員さんが、推定斜度30度の斜面にマリーゴールド、サルビア、ベゴニア、170鉢を植えた(写真左上)。熟練の技術は30度の壁をよせつけず、まっすぐ滑っていく、いや植えていく。こうして「しなやかにつよく」は両手に花となり、きゅうちゃんは笑った。

A tomato a day keeps the doctor away.
1日1個のトマトは医者を遠ざける

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