学力向上タイトル 情報モラル教育と人口膾炙

千里 九「2年生で研究授業があった。技術では情報モラルを習った。無料通信アプリの普及にともない危険が九中生に迫る。未然に防ぐ技術を人口に膾炙(かいしゃ)していって欲しい。」

美術1

美術2

 美術3

今日は何を学ぶ美術室(写真1)

樹脂粘土を使って和菓子制作 (写真2)

出来上がった作品を鑑賞(写真3)

  情報モラル教育~美術&技術は体験してなんぼ~ 

  九中では、わかる授業を目指して研究授業をおこなっています。10月28日に美術を、11月2日に技術をしました(左写真)。美術は2年3組、技術は2年2組。授業担当者はいつでもどこでも初々しい蛯名Tと加藤Tです。終了後、授業内容について教育委員会の方からもアドバイスをいただきました。

  情報モラル教育(技術) 今回のお題は、「情報モラル」を身に付け、情報を安全に利用しようというものである。もう現代の中学生にとっては、必須科目!近頃では、情報化社会の進歩が著しく、情報通信ネットワークが様々な場所で利用され、中学生でもインターネットで必要な情報を簡単に入手したり、発信できるようになった。簡単がこわい。知らず知らずプライバシーを侵害し、誹謗中傷などの違法行為をする。有害な情報に触れることで、加害者、被害者になる危険も高まる。インターネットや携帯電話に依存してしまうことも心配だ。

 そんな現状を踏まえての授業だ。必要な知識と判断力を養うため、コミュニケーションアプリのトラブルについてのビデオ教材を見た。SNSの危険性にも触れた。歩きながらスマホを使用、ご飯を食べながらスマホを使用・・・。「この使い方は良くない。」「これは危ない。」など様々な意見を生徒から引き出す。トラブルにつながっていく恐ろしさを学んだ。

担当教諭「これからの人生、中学生にとってネット社会を避けてとおるのは難しいでしょう。だから、ネットの危険性がわかる知識が必要なのです。情報モラルを身に付けてトラブルのないネット生活を送って欲しいと思います。」

 樹脂粘土で和菓子をつくろう(美術)  今回のお題は、「樹脂粘土を用いた立体作品制作」である。季節の中からひとつ選び、それをテーマとし、発想を広げながらその季節を感じるオリジナルな和菓子を考え、制作するのだ。もちろん食べられない。出来た作品は皆で鑑賞する。

 基本的な粘土や道具の使い方から細かい表現のヒントまで、実物投影機を使って、担当教諭が説明をおこなう。「それでは、煉りきりの菊をつくります。グループで粘土と道具を取り、作業を始めましょう。」さぁ、作業開始だ。粘土を着色する。二色の粘土を包餡し、へらを使って丁寧に筋を入れていく(写真1)。美味しそうになってきたが、食べてはいけない。出来た(写真2)。出来た作品は、プロジェクターを使って、次々に映し出されていく。「あっ、おれの」他者の作品のよさに気づくのだった(写真3)。

担当教諭「樹脂粘土は軽く、生徒の自由な発想の助けとなる材料です。また、『季節』や『和菓子』の材料について調べ考えることで、古くからの日本の文化を理解する一助につながると思います。」

 未来に生かそう この技術&美術 教科担当